【施術報告 足痛】施術例45 腓骨筋損傷を合併した足関節捻挫
2025年04月15日
【患者情報】
15歳男子/中学生/春江町在住
【症状】
3/2野球の試合中、外野フライを捕球しようとジャンプして着地した際に左足関節をうち返し強制し受傷した。受傷直後に整形外科を受診しレントゲン撮影をし「左足関節捻挫」と診断され簡易的なバンド固定の処置を受けた。

【経過を施術内容】
初診(3/4)
受傷から2日後に来院。通常の足関節捻挫と同様に外果周辺の痛みも訴えているが、患者様の主訴は下腿外側の痛みであり、バンド固定では下腿外側が痛み歩行困難ということであった。触診の結果、左腓骨筋にも圧痛があり足関節の外反力が健側と比較し低下していたため、左足関節捻挫に左腓骨筋の肉離れも合併していると判断し、バンド固定をU字シーネ固定に変更し歩行時には松葉杖を使用し患部の安静をはかった。

シュガートングシーネ固定(イメージ)
第2~9診(3/5~3/13)
U字シーネ包帯巻き直し、手技療法、運動療法、腓骨筋への物理療法の施術をメインに実施したところ、腫脹、圧痛ともに軽減していった。第7診ではシーネ固定のみとした。運動療法はタオルギャザーを実施した。
第10~18診(3/14~3/25)
荷重時痛が消失したため第10診からシーネ固定を市販のサポーター固定に変更した。キャッチボールのみ再開を許可し、本格的な競技復帰に向けた運動療法を開始した。運動療法は、「バンドを使用した足関節筋力訓練→両足カーフレイズ→片足カーフレイズ→片足ジャンプ」というように段階的に強度を高めていった。第18診が終了した段階で練習復帰としたが痛みや不安感を感じるメニューは中止するように説明した。
第19~20診(3/26~3/29)
練習復帰の状況を確認したところ、盗塁練習や外野の全力疾走など不安定な足場でのメニューに不安感があり参加しなかったということであった。平衡感覚が十分に回復していないと考えられるため、機能回復訓練を取り入れた。練習に参加し全メニューをこなすことができ試合にも痛みできたため治癒とした。
【考察】
足関節捻挫は発生率の高い外傷であるが軽視されがちなケガでもあります。特にスポーツ復帰を目標としている場合は、初期の段階で適切な処置が不可欠です。テーピングやサポーターの固定では十分な靭帯の修復が得られません。緩んで修復した靭帯は安定性に欠けるため、競技復帰後にアキレス腱炎や足底筋膜炎など様々な後遺症に悩まされることになります。また、損傷した靭帯が本来の強度に戻るには約1年かかるといわれているので、足関節捻挫後に競技復帰する場合は再発予防のためにサポーターを着用すると良いでしょう。
【使用した主な技】
シーネ固定、松葉杖、超音波療法、リハビリ
【足の痛み日頃のケアは?】
ストレッチやゴムハンマーなどで体を柔らかくするのを忘れずにしてくださいね。ふくらはぎの痛みのケアになります。

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