肩こり改善:肩のまわりの筋肉をほぐして鍛える「運動」
肩のまわりの筋肉をほぐして鍛える「運動」
肩こりや肩の痛みにも、やはり運動不足が関係している場合があります。
運動と言っても、走ったり泳いだりする運動ではなく、もっと簡単なものです。
肩の不調には、肩甲骨や首まわりの筋肉が大きく関連しています。
全身運動ではなく、肩のまわりの筋肉を意識した運動を行うことで、こりや痛みが改善される場合が多くあります。
【ひじ回し運動】
1、足を肩幅に開いて立ち、両手の指先をそれぞれ左右の肩の上に軽く乗せる。
2、指先を肩につけたまま、ひじを前から上、斜め後ろの順に大きく回す。この時、肩甲骨を使うように意識する。
3、30~50回回す。
ストレッチに近いような手軽な運動で、しっかりと肩のまわりの筋肉をほぐして柔らかくしていきます。
ここでポイントとなるのが回数です。
50回ともなると、軽く汗ばみ結構疲れる…というくらいの回数ですが、運動なのでこれくらいしっかりと動かす方が効果的です。
もちろん痛みのひどい時などに無理は禁物ですが、多少疲れるくらいの回数を目標にしましょう!
肩まわりの筋肉をほぐしながら、しっかりと鍛えることができます。
【肩甲骨まわし運動】
1、足を肩幅に開いて立ち、ひじを伸ばした状態で手の平を体の前で合わせる。肩の力は抜く。
2、手の平を合わせたまま腕を頭の真上まで上げ、頂点で手の平を外に向ける。
3、ひじを後ろに引くようにしながら、ゆっくりとひじを曲げて手を下ろしていく。この時に、肩甲骨をしっかりと意識する。
4、20~30回繰り返す。
こちらはより肩甲骨に効かせる運動です。
ひじ回し運動と合わせて行うと、より効果的です。
こんなに簡単な運動でも、何十回も繰り返すと汗ばんだり、体がポカポカ温まるのを感じると思います。
楽なところで終わらせてしまっては、あまり運動効果は得られません。
かといって、息が切れるほど無理をする必要もありません。
適度な運動は、続けることでその効果を発揮していきます。
無理をしすぎると、やはり続かない原因にもなってしまうので、慢性的な痛みを治したいと思ったらまず「継続」を目標にしてみてください。
簡単なものであれば、普段あまり運動をしない生活習慣の人でも続けやすいと思いますよ!