【施術報告 手の痛み】施術例20 転倒して親指の付け根を骨折(左大菱形骨骨折)

2023年07月21日

施術例20 転倒して親指の付け根を骨折(左大菱形骨骨折)

70代男性 / アルバイト / 江戸川区一之江在住
・症状

雪の日に足を滑らせ転倒した。その際に左手を地面につき親指の付け根を負傷した。

・経過と施術内容

初診 受傷翌日に来院。左母指球に強い腫脹と皮下出血が確認できた。CM関節の手掌側に圧痛があり、母指の内・外転に疼痛が増強。母指の外転を強制されるように受傷したとのことなので、弾発症状はないもののベネット脱臼骨折の恐れがあるため、応急処置で固定のみを施し提携の整形外科にレントゲン撮影を依頼した。

第2診 翌日来院。レントゲン撮影にて左大菱形骨骨折と判明。転位はなく骨折部は安定型であったため、母指軽度外転位で前腕から母指指先までをシーネ固定した。

第3診 2日後に来院。固定により疼痛および腫脹は軽減していた。患部には超音波治療を行い、患部以外の左上肢は手技療法と自動運動を行った。

第4~6診 一日おきに包帯の巻き直しで来院し、その際に後療法と物理療法を行った。

第7診 受傷から約2週で再度レントゲン撮影をした。骨折部には仮骨が形成され安定しており、固定は手関節までとした。

第8~12診 母指のリハビリを開始。固定による軟部組織の拘縮が強く、特に母指MP関節の屈曲に制限が見られた。母指球部に対しては手技療法を母指のMP関節とIP関節には超音波治療とリハビリ運動を実施した。

第13診 完全に固定を除去。

第14診 固定除去から2週間後に来院。CM関節の疼痛なく日常生活を送れており治癒とした。

・考察

受傷が左手で利き手でなく、患者もこちらの指導をしっかり守って頂けたことで治療を順調に進めることができた。骨折は骨折線の走行や骨折が関節面に及んでいるかどうかなどで治療の難易度や治癒までの期間が大きく異なってくる。そのことを患者に理解して頂くことが早期回復に繋がる。

・使用した主な技、ツボ

超音波

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