2025年04月15日
【患者情報】
15歳男子/中学生/春江町在住
【症状】
3/2野球の試合中、外野フライを捕球しようとジャンプして着地した際に左足関節をうち返し強制し受傷した。受傷直後に整形外科を受診しレントゲン撮影をし「左足関節捻挫」と診断され簡易的なバンド固定の処置を受けた。
【経過を施術内容】
初診(3/4)
受傷から2日後に来院。通常の足関節捻挫と同様に外果周辺の痛みも訴えているが、患者様の主訴は下腿外側の痛みであり、バンド固定では下腿外側が痛み歩行困難ということであった。触診の結果、左腓骨筋にも圧痛があり足関節の外反力が健側と比較し低下していたため、左足関節捻挫に左腓骨筋の肉離れも合併していると判断し、バンド固定をU字シーネ固定に変更し歩行時には松葉杖を使用し患部の安静をはかった。
シュガートングシーネ固定(イメージ)
第2~9診(3/5~3/13)
U字シーネ包帯巻き直し、手技療法、運動療法、腓骨筋への物理療法の施術をメインに実施したところ、腫脹、圧痛ともに軽減していった。第7診ではシーネ固定のみとした。運動療法はタオルギャザーを実施した。
第10~18診(3/14~3/25)
荷重時痛が消失したため第10診からシーネ固定を市販のサポーター固定に変更した。キャッチボールのみ再開を許可し、本格的な競技復帰に向けた運動療法を開始した。運動療法は、「バンドを使用した足関節筋力訓練→両足カーフレイズ→片足カーフレイズ→片足ジャンプ」というように段階的に強度を高めていった。第18診が終了した段階で練習復帰としたが痛みや不安感を感じるメニューは中止するように説明した。
第19~20診(3/26~3/29)
練習復帰の状況を確認したところ、盗塁練習や外野の全力疾走など不安定な足場でのメニューに不安感があり参加しなかったということであった。平衡感覚が十分に回復していないと考えられるため、機能回復訓練を取り入れた。練習に参加し全メニューをこなすことができ試合にも痛みできたため治癒とした。
【考察】
足関節捻挫は発生率の高い外傷であるが軽視されがちなケガでもあります。特にスポーツ復帰を目標としている場合は、初期の段階で適切な処置が不可欠です。テーピングやサポーターの固定では十分な靭帯の修復が得られません。緩んで修復した靭帯は安定性に欠けるため、競技復帰後にアキレス腱炎や足底筋膜炎など様々な後遺症に悩まされることになります。また、損傷した靭帯が本来の強度に戻るには約1年かかるといわれているので、足関節捻挫後に競技復帰する場合は再発予防のためにサポーターを着用すると良いでしょう。
【使用した主な技】
シーネ固定、松葉杖、超音波療法、リハビリ
【足の痛み日頃のケアは?】
ストレッチやゴムハンマーなどで体を柔らかくするのを忘れずにしてくださいね。ふくらはぎの痛みのケアになります。
ゴムハンマー整体®️足のスネ
船堀発祥のゴムハンマー整体®︎シンスプリントの緩和
船堀発祥のゴムハンマー整体®︎シンスプリント(前脛骨筋のケース)の緩和
丸山式ゴムハンマー整体®︎前脛骨筋腱の腱鞘炎
丸山式ゴムハンマー整体®︎足関節脱臼骨折治癒後のリハビリ
丸山式ゴムハンマー整体®︎足首の痛み
ゴムハンマー整体®︎ふくらはぎ
船堀発祥のゴムハンマー整体®︎足のむくみケア
丸山式ゴムハンマー整体®︎足裏のコリ
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有痛性外脛骨の改善【船堀発祥ゴムハンマー整体®︎&ストレッチ】
船堀のはればれ当院のメニュー
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足の痛み、ふくらはぎの痛みをさらに根本的に改善、再発防止、予防をご希望の方は、ゴムハンマー整体、EMS、パーソナルトレーニング、、ダイエット、メンタルケア、栄養アドバイスなどがございます。
2025年03月24日
【患者情報】
50代女性/事務職/北葛西在住
【症状】
2~3週間前から左肩に違和感があり就寝前にストレッチを継続していた。2/12起床したら左肩に痛みを感じるようになり時間が経つにつれて激痛へ変わっていった。その日夜はあまりの痛さで眠ることができなかった。
【経過と施術内容】
初診(2/13)
左肩関節には熱感があり強い炎症がみられ、左上肢の重みを支えることが出来ない状態であった。あまりの痛みのため問診の途中で迷走神経反射を起こしてしまった。初回の施術はハイボルト療法で疼痛の緩和をはかった後、三角巾で提肘し患部の安静を保持した。
第2診(2/14)
初診時よりも痛みは軽減しており、患部を詳しく診察することができた。圧痛は結節間溝部にあり、左肩関節の屈曲は不能でヤーガソンテストとスピードテストの徒手検査がともに陽性であったため「上腕二頭筋長頭腱炎」と判断し施術していくこととした。残存した炎症を抑制するため超音波治療をおこなった。三角巾の提肘で疼痛を軽減していくこととした。
第3診(2/17)
左肩関節の屈曲角度(左腕を前から挙げる動き)は約50°まで可能となった。痛みなく就寝できるようになってはいるが、長時間のデスクワークで痛みが再発するため三角巾の提肘は継続とした。第2診と同様に超音波治療をおこなった。
第4診(2/21)
左肩関節の屈曲角度(左腕を前から挙げる動き)は約90°まで可能となった。日常生活全般では痛みがないため三角巾の提肘はなしとした。施術内容は、超音波治療で腱の滑走性を高めた上での運動療法を開始した。疼痛および可動域ともに改善傾向にあるため自宅でのリハビリを提案し次回は1週間後の来院指導とした。
第5診(2/28)
左肩関節の屈曲角度(左腕を前から挙げる動き)は約120°まで可能となった。患部に圧痛は残っているものの軽微であるため、超音波治療ではなく自動運動を主体とした施術をおこなった。
第6診(3/7)
左肩関節の屈曲角度(左腕を前から挙げる動き)は最終可動域180°まで可能となった。痛みも完全に消失しており施術終了としても良いところだが、引っ越し作業が控えており再発が心配ということで引っ越し作業終了後に来院していただき治癒とすることにした。
第7診(3/24)
引っ越し作業をしても痛いが皆無であったため施術終了となった。
【考察】
上腕二頭筋長頭腱炎はスポーツなどによる肩関節の使い過ぎが原因であることが多いですが、特に加齢による腱の変性が進行しやすい50代くらいの方で長時間のデスクワークで同じ姿勢が続いた場合にも発症することがあります。初期は激痛を伴うことが多いですが患部の安静を保持することで徐々に痛みは軽減していきますので、無理に動かさないようにすることが大切です。
【使用した機器】
ハイボルテージ療法、超音波療法、運動療法
肩の痛みの日頃のケアは?
ゴムハンマーなどで体を肩周囲を軽く刺激する、背中や腕も肩に関係があるのでそちらもトントンと叩くと効果的です。可能な範囲で肩を動かしてあげるのも有効です
船堀発祥の100均で出来るお手軽セルフケアゴムハンマー整体で肩の痛み改善↓
●肩痛
ゴムハンマー整体®︎四十肩・五十肩
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●背中の痛み
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●腕の症状
ゴムハンマー整体®️肘の痛み
ゴムハンマー整体®︎上腕骨顆上骨折後のリハビリ
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2025年01月22日
緑内障でお困りではありませんか?
緑内障とは?
緑内障(りょくないしょう)は、視神経が損傷を受けることで視野(見える範囲)が徐々に狭くなり、最悪の場合、失明に至る可能性がある目の病気です。早期発見・治療が重要で、特に進行性の疾患であるため、治療によって進行を遅らせることが目標となります。
主な特徴
- 視神経の損傷
視神経は目から脳に視覚情報を伝える重要な役割を果たします。緑内障では、この視神経がダメージを受けることで視野が失われます。
- 自覚症状が少ない
初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに視野が狭くなっていくことが多いです。
- 失われた視野は回復しない
一度損傷した視神経は回復しないため、早期発見と治療が極めて重要です。
種類
- 開放隅角緑内障(かいほうぐうかくりょくないしょう)
- 最も一般的なタイプ。
- 眼圧がゆっくりと高くなることで視神経にダメージを与えます。
- 自覚症状がほとんどなく、進行が緩やか。
- 閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)
- 突然眼圧が急上昇し、激しい痛みや視力低下、吐き気を伴います(緑内障発作)。
- 早急な治療が必要。
- 正常眼圧緑内障
- 眼圧が正常範囲内でも視神経が損傷するタイプ。
- 特に日本人に多い。
- 先天性緑内障
- 生まれつき眼の排液系に異常があるため、乳幼児期に発症します。
主な原因
- 眼圧の上昇
眼の中を循環する「房水」が正常に排出されず、眼圧が上がることが主な原因。
- 血流障害
視神経への血液供給が不足することで損傷が進む場合があります。
- 遺伝的要因
家族歴がある場合、リスクが高くなります。
- その他のリスク要因
高齢、糖尿病、近視、高血圧なども緑内障の発症リスクを高めます。
症状
- 初期:視野の一部が欠けるが、自覚しにくい。
- 中期:視野がさらに狭くなり、周囲の物が見えづらくなる(トンネル視野)。
- 重症:視力も大きく低下し、視野がごく狭くなる。
診断
眼科で以下の検査を行います:
- 眼圧測定:眼の内部の圧力を測る。
- 視野検査:視界のどの部分が欠けているかを確認。
- 眼底検査:視神経の状態を調べる。
- 隅角検査:房水の排出経路(隅角)の状態を確認。
治療
- 薬物療法
- 点眼薬で眼圧を下げるのが基本。
- 内服薬が併用される場合もあります。
- レーザー治療
- 房水の流出を改善するための処置。特に早期の閉塞隅角緑内障に効果的。
- 手術療法
- 排液経路を作る手術や、房水の流出を促進する装置の埋め込み。
予防
- 定期的な眼科検診:特に40歳以上の人や家族歴がある人は年1回の検査を推奨。
- 生活習慣の改善:規則正しい生活、適度な運動、喫煙を避ける。
- 目の健康を意識:長時間の近距離作業を避け、目を休める。
緑内障は早期発見がカギです。視野の変化を感じたら、速やかに眼科を受診しましょう。
緑内障の整体は?
緑内障(りょくないしょう)は、視神経が損傷することで視野が徐々に狭くなる疾患です。放置すると失明のリスクがあるため、早期発見と適切な治療が重要です。緑内障の主な原因は、眼圧(目の内部の圧力)が高くなることや、血流障害による視神経へのダメージです。
整体でのアプローチについて
緑内障そのものを整体で治療することはできません。緑内障は目の構造や神経に関連する疾患であり、根本的な治療は眼科医による薬物療法や手術が必要です。ただし、整体やマッサージによって以下のような間接的な効果を期待できる場合があります。
整体の影響
整体は、体全体のバランスや血液循環を改善することを目的としています。一部の緑内障患者では、頸部や肩の筋肉の緊張が目の周りの血流に影響を及ぼしていることが指摘されています。この場合、整体で筋肉の緊張を緩和することで血流が改善される可能性があります。
ただし、緑内障自体の原因は眼圧の上昇や視神経の損傷であり、整体が直接的にこれを改善する科学的根拠は限定的です。整体を受ける際は、眼科医の治療を並行して続けることが大切です。
整体の可能な支援
- 血流の改善
首や肩の筋肉が緊張していると、頭部への血流が妨げられることがあります。整体で緊張をほぐし、血行を改善することで、眼球周囲の血流を間接的にサポートできます。ただし、これが緑内障の進行を止める科学的根拠はありません。
- ストレス緩和
ストレスは眼圧に影響を及ぼす可能性があります。整体でリラックス効果を得ることで、ストレス軽減を図り、眼圧への間接的な好影響が期待できます。
- 全身のバランス調整
姿勢の悪さや骨格の歪みがあると、目の負担が増す場合があります。整体で全身のバランスを整えることで、目を含む全身の健康維持に役立つことがあります。
注意点
- 緑内障は進行性の疾患であり、早期治療が重要です。整体に頼りすぎず、必ず眼科医での治療を継続してください。
- 眼圧を直接下げる効果は整体にはありません。
まとめ
整体は、緑内障の直接的な治療法ではありませんが、血流改善やリラクゼーション効果を通じて間接的に健康維持をサポートする可能性があります。ただし、緑内障の治療の主軸はあくまで眼科医による医療的なアプローチであるため、整体は補助的な手段として取り入れるようにしましょう。
医師や整体師と相談し、安全かつ効果的なケアを選ぶことをお勧めします。
緑内障の鍼灸は?
緑内障に対する鍼灸(しんきゅう)療法は、直接的に病気を治すというよりも、症状の緩和や病気の進行を間接的にサポートする目的で用いられることがあります。鍼灸は、東洋医学の観点から体全体のエネルギーバランス(気・血の流れ)を調整し、緑内障に関連する症状やストレスの軽減を目指します。
鍼灸の影響
鍼灸は、東洋医学に基づいて体のエネルギー(気)の流れを調整する治療法です。一部の研究では、鍼灸が目の血流を改善し、眼圧を一時的に低下させる可能性があることが示されています。また、ストレス軽減や全身のリラックス効果が期待できます。
ただし、鍼灸が緑内障の進行を抑える決定的な治療法であるというエビデンスはまだ不足しています。鍼灸を試す場合も、眼科医の治療を優先することが重要です。
鍼灸の可能な効果
- 血流の改善
鍼灸によって顔面、頭部、首周辺の血流を促進し、目の周囲の血液循環を良くすることが期待されます。これにより、視神経や目の疲労感を軽減する可能性があります。
- ストレス緩和
鍼灸にはリラクゼーション効果があり、自律神経を整えることでストレスを軽減し、間接的に眼圧に良い影響を与える場合があります。
- 眼精疲労の軽減
緑内障の進行とは別に、眼精疲労や首・肩のコリを軽減することで、目の周辺の快適さが向上する可能性があります。
- 全身のバランス調整
鍼灸治療では、全身の「気」や「経絡」のバランスを整えることで、全体的な健康状態の改善を目指します。これにより、目の健康が間接的にサポートされると考えられます。
鍼灸の限界
- 緑内障の進行抑制
鍼灸だけでは眼圧を下げたり、視神経の損傷を回復させたりすることはできません。
- 科学的根拠の不足
鍼灸が緑内障に有効であるという確固たる科学的証拠は十分ではありません。一部の研究では、鍼灸による血流改善やストレス軽減の効果が示唆されていますが、緑内障の治療法として確立されたものではありません。
実際の治療法
鍼灸でよく用いられるツボには以下があります:
- 晴明(せいめい): 目の疲れを和らげる。
- 攅竹(さんちく): 目と頭痛の緩和。
- 風池(ふうち): 頭痛や首のコリを解消。
- 合谷(ごうこく): 全身の調整。
注意点
- 眼科治療の継続
緑内障の主な治療は、眼圧をコントロールする薬物治療やレーザー治療・手術です。鍼灸を試みる場合も、必ず眼科医の治療を並行して受けてください。
- 鍼灸師選び
目に近い部位の施術を行うため、信頼できる資格を持つ経験豊富な鍼灸師に依頼することが重要です。
- 効果の個人差
鍼灸の効果は個人によって異なります。改善が見られない場合は、過度に期待せず、他のケア方法を検討してください。
まとめ
鍼灸は、緑内障の症状やストレスを和らげる補助的な療法として活用できる可能性があります。ただし、眼圧を下げるなどの直接的な治療効果はありません。必ず眼科での治療を優先し、鍼灸は医療的治療の補助として取り入れるのが適切です。
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2024年12月11日
【施術報告 足痛】施術例43 骨折を伴う足関節捻挫(左足関節裂離骨折)
20代男性 /大学生(バレーボール選手)/ 江東区在住
・症状
バレーボールの試合中、ジャンプした際に味方選手の足の上に着地してしまい左足首を捻挫した。直後から足を着くことが出来なくなった。

・経過と施術内容
初診
受傷約2時間後に来院。左足に荷重出来ない状態であった。受傷直後からアイシングをしており腫脹は軽度であった。圧痛は前脛腓間、内果下方、外果後方、腓骨後方にみられた。外観上、左足関節の変形が見られたためU字シーネ固定と松葉杖で応急処置をし、翌日レントゲン撮影することとなった。



第2診
提携の整形外科でのレントゲン撮影の結果、「脛骨遠位前脛腓靭帯付着部の裂離骨折」との診断であった。骨折部の安定が得られるまでは、U字シーネ固定と松葉杖歩行で安静を保ち、回復具合に合わせてリハビリを行うこととなった。2週後にレントゲン撮影で骨折部の状態を確認する予定となった。




第3~6診
治療のゴールがバレーボールへの復帰であるため、筋力低下を最小限に抑えるべく週2回の来院で足趾および膝関節および股関節などのリハビリを行った。日常生活では、シーネ固定し松葉杖を使用して頂いた。
第7~10診
2週経過後のレントゲン撮影の結果、骨折部の転位はなく骨癒合は良好であった。腫脹も消失していた。リハビリでは荷重なしの状態で左足関節の底背屈運動を追加した。距骨の回内を伴う背屈は骨の癒合を阻害する要因となるため、この段階では実施しないこととした。シーネと松葉杖の固定と免荷は継続。次回レントゲン撮影は2週間後。
第11~12診
3回目のレントゲン撮影の結果、骨折部の転位はなく骨癒合も良好。この段階から荷重訓練を開始した。自宅ではシーネ固定のみして、外出時には松葉杖を使用して頂くこととした。次回レントゲン撮影は3週間後。
第13~18診
第13診スクワット動作を痛みなく行うことができたため自宅ではシーネ固定を外すことを許可。第17診では松葉杖もなくし足関節サポーターのみの固定に変更し運動以外の日常生活を許可した。
第19~25診
4回目のレントゲン撮影。骨折部は完全に骨癒合することが確認できた。競技復帰に向けてのリハビリを開始した。部活動はアップのみから参加し、徐々に参加できるメニューに取り組むよう段階的に強度を高めることに努めた。来院時のリハビリは、背屈制限の改善に主眼と置いた。ゴムバンドを使用した足関節の強化訓練とともに距骨の後方滑り運動を進めていった。
第26~32診
受傷から約3ヵ月半でフルメニューに参加することができるようになった。足底や前脛部周辺の疲れ易さはあるものの足首の腫れなど大きな問題を起こすことなく経過は順調であった。
第33診
受傷から約4ヵ月で治癒となった。約半年間は、再発予防のためバレーボールをプレイする際はサポーターを着用するようにした。
・考察
本症例では、受傷直後に来院して下さったことや学校と休むことが出来たりと回復に適した条件が揃い後遺症を残すことなく治療することが可能であった。裂離骨折以外にも腓骨筋支帯損傷や内果部の骨挫傷なども合併していたと思われるが固定期間中にそれらの損傷もしっかりと修復されていたと推察される。前脛腓靭帯損傷は通常の足関節捻挫と異なり後遺症が残りやすい外傷であるが、スポーツ外傷では初期の対応が重要であるということが改めて実感できる症例であった。
・使用した主な技・ツボ
超音波治療、ストレッチ、リハビリ、シーネ固定
足の痛みの日頃のケアは?
ストレッチやゴムハンマーなどで体を柔らかくするのを忘れずにしてくださいね。ふくらはぎの痛みのケアになります。
●足の症状
ゴムハンマー整体®️足のスネ
船堀発祥のゴムハンマー整体®︎シンスプリントの緩和
船堀発祥のゴムハンマー整体®︎シンスプリント(前脛骨筋のケース)の緩和
丸山式ゴムハンマー整体®︎前脛骨筋腱の腱鞘炎
丸山式ゴムハンマー整体®︎足関節脱臼骨折治癒後のリハビリ
丸山式ゴムハンマー整体®︎足首の痛み
ゴムハンマー整体®︎ふくらはぎ
船堀発祥のゴムハンマー整体®︎足のむくみケア
●足裏の症状
丸山式ゴムハンマー整体®︎足裏のコリ
丸山式ゴムハンマー整体®︎足底筋膜炎
有痛性外脛骨の改善【船堀発祥ゴムハンマー整体®︎&ストレッチ】
●踵の痛み

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2024年10月11日
施術例17 腰椎が真っすぐ(変形性腰椎症)
40代男性 / 製造業 / 西瑞江在住
・症状
1ヶ月程前から右臀部から右ハムストリングスにかけて放散痛を感じるようになり、整形外科を受診したところ「変形性腰椎症」と診断された。薬を処方され一時的に症状は改善されたが、仕事中は立ちっぱなしで中腰の姿勢が長く症状がぶり返してしまう状態であった。

・経過と施術内容
初診
右臀部に痛み走るため、椅子に座ることができず、四つ這いの姿勢で予診票を記入している状態であった。腰背部の筋は硬く、骨盤は後傾が強く、腰椎に負担が掛かりやすいアライメントとなっていた。腰背部の筋に柔軟性改善と骨盤後傾改善を施術方針とした。特に日常生活では以下のことに気を付けて頂き、腰椎の前弯を可能な限り維持し腰の負担を減らすようにした。
・仕事中はコルセットを着用
・立ち仕事中は片足を台に乗せて作業をする
・就寝中は膝を軽く曲げた姿勢を維持するためタオル等を膝に挟む
第2~22診
仕事内容を考慮し、週2回の来院を提案。腰椎前弯を作るために背骨矯正を継続的に実施した。仕事の忙しさにより症状に波はあるものの確実に改善がみられた。
第23~37診
症状はかなり落ち着いたため、週1の来院に変更。患者様は椅子やベッドを購入し洋式の生活に変更し、畳での生活を見直したとのこと。
・考察
変形性腰椎症は、加齢により腰椎の変性が進み骨棘が形成され、その骨棘が神経に触れること臀部や下肢に痛みが現れる疾患である。肉体労働者や長距離ドライバーなど腰部に常に負担がかかる職業の方に起こりやすい。来院時の施術のみでなく、患者様自身で生活を改善して頂くことも症状改善のための重要なポイントとなってくるので、根気強く治療を継続していくこと大切である。
・使用した主な技
はればれパーソナルトレーニング指導、背骨矯正(DRT)、丸山式ゴムハンマー整体、マッサージガン、ハイボルテージ療法
2024年08月26日
【施術報告 腰痛・ぎっくり腰】施術例35 起床時から左腰に痛み(ぎっくり腰)
40代男性 / 建設業/ 春江町在住
・症状
左股関節屈曲時に左腰部に強い痛み
腰部背部下肢にかけて筋肉の強い張り
・経過と施術内容
起床時から左腰に痛みがあり左股関節を屈曲しようとすると左腰にビキッと強い痛みが走る。建設業をしており普段から体に負担がかかり背中や下肢の筋に強い硬さが出ていたため全身の整体を行いハイボルト治療を行った。股関節の屈曲時の痛みが残ったため腸腰筋部に鍼治療を行ったところ改善が見られたため初回の治療を終了とした。第2診時以降も同様にハイボルト治療、鍼治療を行い少しずつ痛みが軽減して行ったが第4診時仕事の負担を減らせないのもあり痛みの変化があまり見られなかったため腰部に対して鍼でのパルス治療を行ったところ痛みが大幅に改善された。第5診時にはほとんど痛みがなくなっていたため治療を終了した。ギックリ腰は何度か繰り返していたので痛みを繰り返さないためメンテナンスへと移行しトレーニングメニューを継続中。
・考察
現場仕事で身体を酷使しており負担を減らすのも難しい状況であったがハイボルト治療、鍼治療を同時に行ったことで負担よりも治療量を増やすことが出来た。また症状が固定したタイミングでパルス治療を行い刺激の変化を出したことでさらに大きな効果が出せたと考える。
・使用した主な技・ツボ
鍼治療(腸腰筋部、腎兪、志室、大腸兪)、ハイボルト治療
No.8414
腰の痛みの日頃のケアは?
ストレッチやゴムハンマーなどで体を柔らかくするのを忘れずにしてくださいね。腰の痛みのケアになります。
船堀発祥の100均で出来るお手軽セルフケアゴムハンマー整体で腰の痛み改善↓
●腰痛
丸山式ゴムハンマー整体®︎頑固な腰痛
ゴムハンマー整体®︎腰の痛みに置くバージョン
●反り腰改善
丸山式ゴムハンマー整体®︎反り腰改善ストレッチ&ゴムハンマー整体
●お尻の痛みやしびれ(梨状筋症候群・坐骨神経痛など)

丸山式ゴムハンマー整体®︎梨状筋症候群の緩和
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2023年12月2日
クレンチング症候群(無意識に歯を喰いしばっている貴方へ)

こんなお悩みありませんか?
☑︎顎の痛み
☑︎頭痛
☑︎肩こり
☑︎首こり
もしかしたらクレンチング症候群かもしれません。
当院には頭痛、肩こり、首こりでお悩みの患者様が来院され、多くの方は整体や鍼などの施術をして改善していきます。しかし、一部の患者様は施術後は調子が良いけれど数日のうちに元の状態に戻ってしまい、なかなか改善していかないケースもあります。その原因の一つとして無意識の歯の「食いしばり」があります。
【クレンチング症候群】
歯ぎしりや歯を食いしばる習慣によって引き起こされる可能性がある症状の総称です。この症状は、通常、ストレスや不安などの心理的な要因によって誘発されることがあります。
食事をしている時以外は、上下の歯の間は僅かに隙間がある状態です。しかし、クレンチング症候群の方は、無意識に歯を嚙み合わせています。歯の噛み合わせは想像以上に大きな力がかかっており、様々な身体の不調を引き起こします。
【どんな不調が起こるの?】
まずは、歯の損傷、知覚過敏、歯髄炎など歯そのものの不調です。
これらの不調は歯科での治療になりますので、このブログでは、歯以外の部位に発生する不調を紹介します。
①頭痛
歯を噛み締めるときは、こめかみにある側頭筋が力を発揮します。この側頭筋が緊張すると頭痛が起こりやすくなります。頭痛の原因は、様々ですが精密検査で異常が見当たらない場合は、この噛み締めが原因の可能性が高いです。
②首こり、肩こり
歯を食いしばるときは、側頭筋だけでなく、胸鎖乳突筋、僧帽筋、斜角筋など様々な筋肉が緊張します。
整体後は調子は良いが、すぐにコリが戻ってしまう方はこのパターンが隠れているかもしれません。
③腕のしびれ
噛み締めは、胸郭出口症候群の原因にもなり得ます。斜角筋や小胸筋の隙間を腕に向かって神経が走っています。
この神経が筋肉の緊張で圧迫されると痺れを感じるようになります。
④顔の左右非対称
片側だけを食いしばっていると、一方の筋肉だけが成長し顔が歪んでしまいます。
⑤自立神経失調症
噛み締めの原因は、ストレスと言われています。ストレスで自律神経が乱れ、眩暈、耳鳴り、イライラ、冷え性などの不定愁訴が現れます。
【クレンチング症候群の原因は?】
クレンチング症候群の原因は、ストレスと言われています。「集中してPC作業をしているとき」、「渋滞でイライラしているとき」、「試験間近で緊張しているとき」、こんな時は、無意識に顎に力が入ります。通常であれば、休日にしっかり休息を取りリラックスすることでストレスは解消されますが、解消できずに蓄積すると就寝中にもクレンチングが起こり、様々な不調を引き起こします。
【クレンチング症候群の治療法は?】
一般的な治療法は、マウスピースの着用、マッサージ、ストレッチなどです。
当院では、整体治療、鍼灸治療で筋肉をほぐすだけとどまらず、首肩矯正、猫背矯正、小顔矯正など骨格から根本的にアプローチするテクニックを駆使します。さらに自律神経整体、頭痛専門治療など特定の症状に特化したメニューもご用意しています。そして、自己受容を高めストレス耐性を強化するためのメンタルヘルス相談、認知行動療法なども行っています。
【まとめ】
どんな症状であっても、はればれ整骨院にお越し頂ければ、何かしらの解決策や突破口が見いだせると思います。不調のある方は是非当院にお越しください。
2023年01月11日
【施術報告 頭痛】施術例14 コロナ渦での転職や子育てによるストレスで起きた頭痛
30代女性 / 会社員 / 東小松川在住
・症状
側頭部や後頭部に締め付けるような頭痛
・経過と施術内容
コロナ渦でのストレスや転職など環境の変化により自律神経の乱れ(頭痛、生理痛が強くなった、めまい、耳鳴り、呼吸の浅さ)を強く感じるようになった。
脳外科でCTやMRIも撮ったが異常はなく偏頭痛、筋緊張性頭痛と言われた。
初診時頭痛は側頭部、後頭部に出やすく、耳鳴り、呼吸が浅くなりやすいなどの症状のため肩や背中周りの可動を良くする目的で首肩、頭や顔周り(咀嚼筋)の整体、首肩矯正、首肩へ鍼治療を行い初回の治療を終了した。1週間後の第2診時前回までのような頭痛はなく耳鳴りも落ち着いた。経過が良かったため前回までと同様に施術を行った。第3診時も調子が良かったため鍼なしで首肩の整体と首肩矯正を行った。その後は問題なく1ヵ月から2ヵ月に1回程度のペースでメンテナンスを行い不調の時は同時に鍼治療なども行った。自律神経の乱れや生理痛などにより症状の波があるので治療間隔を開けながらメンテナンスを継続中。
・考察
コロナ渦での子育てや転職などで普段よりストレスを感じやすい期間があり自律神経の乱れが頭痛として出てきていると考えた。背中や肩甲骨周り、胸郭の動きを出すことで呼吸をしやすくさせ自律神経の乱れを落ち着かせることができたと思う。自律神経の乱れは原因や症状が人によって大きく異なるので患者さんにとって一番必要な治療を問診や触診で把握し選択する事が大事だと感じた。
・使用した主な技・ツボ
首矯正(AKS)、肩矯正(小林式)鍼治療(肩井、天柱、風池、脊際硬結部)