[船堀で複合性局所疼痛症候群CRPSでお悩みの方へ]
2022年11月14日
怪我が治ったはずなのにまだ痛い・・・
「打撲、骨折、捻挫は治ったはずなのに、まだ痛い」という症状のある方は、複合性局所疼痛症候群(CRPS)かもしれません。半年近く前に怪我したところに痛みがあったり熱感があったりします。手首、膝、足に起こることが多いです。
複合性局所疼痛症候群(CRPS)とは?
CRPSを理解するには、怪我の修復過程を知る必要があります。実際の修復過程は複雑ですが、簡単には次のような段階に分かれます。
「組織の損傷→炎症期→瘢痕形成→治癒」
各段階を簡単に見て行きましょう。
①組織損傷
;捻挫や骨折などで骨や靭帯などが損傷します。
②炎症期
;損傷した組織を破壊し、新しい組織を作る準備をします。このときに修復用の新生血管が損傷部位に侵入し修復に必要な物質を運びます。そして新生血管の侵入に合わせて神経も侵入します。この新生血管の侵入に合わせてできた神経が痛みを引き起こす原因です。
③瘢痕形成
;やがて損傷部位には瘢痕組織が形成されます。この段階で修復用の血管は消失し、それに合わせて痛みの原因になる神経も消失します。補足ですが、この瘢痕組織は柔軟性に乏しく、捻挫後などに関節のツッパリ感を感じるのはこのためです。
④治癒;損傷前の組織とは違う瘢痕組織に置き換わり治癒となります。
CRPSは、この修復過程が円滑に進まず停滞を起こした状態です。具体的には、瘢痕形成が済んだにも関わらず、修復用血管が消失しなかったために、受傷部位に発赤があり腫れていたり痛みを感じたりします。CRPSの初期は、血流量増加や交感神経過敏であるため、痛みや熱感を強く感じますが、やがて血流量は低下し冷感や皮膚が蒼白になるなど様々は感覚異常が起こります。
修復過程が停滞する原因は?
停滞の原因は、「受傷後に安静にしなかった」、「リハビリの開始が早すぎた」、「骨折の整復が不十分だった」などがあります。これらの要因で炎症期が長引きCRPSへ移行すると考えられます。
治療法は?
治療は、患部の安静を保ち修復過程を正常に戻すことから開始します。感覚異常については、患部を温水と冷水に交互につける交換浴が有効です。また。CRPSの患者は痛みに対して敏感になり不安症を発症する傾向があるので、認知行動療法も併せて実施する場合もあります。
一般的な治療期間は?
患者の性格や年齢にもよりますが、1年近くかかる場合が多いです。特に、痛みに対する不安症がある場合は長期に及ぶ傾向が強いです。
まとめ
怪我をした場合は、CRPSに移行しないよう安静にすることが大切です。もしCRPSになってしまっても、いずれは治るので希望持って治療に取り組むことが早期回復のポイントです。
「当院が提供する複合性局所疼痛症候群CRPSのメニュー」
当院では手技や鍼灸で症状の回復を早めたり、超音波やハイボルト治療で痛みに対しての施術を行っています。症状が強い方には神経整体という特殊な整体を行うこともあります。
当院の複合性局所疼痛症候群CRPSのメニュー
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