【施術報告 肩痛】施術例12 転倒して肩を骨折(大結節骨折)

2023年06月16日

【施術報告 肩痛】施術例12 転倒して肩を骨折(大結節骨折)

50代女性 / 接客業 / 船堀在住
・症状

転倒し左手をついた際に左肩部を負傷。就寝時に左肩を下にすると強い痛みを感じる。


                

 
・経過と施術内容

初診 受傷後3週経過し当院を受診。当院受診前に整形外科にて、骨折の診断を受けたが固定等の処置はされていない状態であった。骨折部の状況が不明なため、当院提携の整形外科にてレントゲン撮影をしたところ、左大結節骨折が判明した。転位はないため、シーネ固定(肩関節内転内旋位固定)のみを行った。※病院での検査で骨折部の見落としの誤診が認められた。

第2~53診 入浴時のみ固定を外すことを許可し、入浴後に来院いただき後療と固定の巻き直しを行った。後療は、左肩関節を除く左上肢、頸部のみとした。理由は、早期の後療で大結節が転位した場合、肩関節インピンジメントを引き起こすリスクがあり、関節可動域が恒久的に制限されてしまうためである。

第54診 固定開始から約8週で骨癒合が確認されたため固定を除去した。左肩関節の拘縮は強く可動域は著しく制限されており肩関節周囲炎へ移行した状態となっていた。

第55~71診 肩甲胸郭関節の可動域訓練から開始した。軟部組織の癒着が強い部位に超音波を当てのちに自動運動を行った。

第72~98診 肩関節の可動域訓練を開始した。外転90°付近になると烏口肩峰アーチで雑音を触知された。これは内転内旋位固定により棘下筋などの外旋位運動に関わる筋の筋力低下が著しいためである。自宅でもゴムハンマーを使用した肩関節外旋運動のトレーニングを行って頂いた。

第99~126診 肩甲上腕リズムと結滞動作の可動域訓練を主体に行った。クアドリラテラルスペースの癒着が結滞動作を制限しており、この部位に超音波治療を行い。自宅でもゴムハンマーを使用した肩関節内旋運動のトレーニングを行って頂いた。

第127診 左肩関節の可動域は健側とほぼ同等にまで回復したため治癒とした。

・考察

大結節単独骨折は稀な症例である。通常は肩関節前方脱臼に合併して発生する場合が多い。本症例では、肩関節の拘縮が高度で後療法に苦慮した。この原因は、受傷時に棘上筋や棘下筋などの腱板の挫滅があり、さらに固定開始が受傷から3週後で、骨折部の血種が消失しており通常よりも固定期間が長くなったため予想される。

・使用した主な技

肩甲骨はがし、スポーツ活法、丸山式ゴムハンマー整体、超音波、神経整体

 

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