【施術報告 膝痛】施術例18 膝の内側が痺れて痛い(伏在神経麻痺、ハンター管症候群)
2023年07月18日
【施術報告 膝痛】施術例18 膝の内側が痺れて痛い(伏在神経麻痺)
30代男性 / 会社員 / 船堀在住
・症状
左膝内側と左下腿内側の痺れを訴え来院。問診では症状の原因となるキッカケは思い当たらないとのことだった。
・経過と施術内容
初診 仕事中に重量物を運ぶ作業があり慢性腰痛をかかえているため、腰部椎間板ヘルニアを疑うが各種徒手検査はいずれも陰性であった。腰部～下腿部の手技療法で経過を追うこととした。
第２～３診 目立った症状の改善は見られなかった。
第４診 歩行も正常で運動麻痺もないが、内転筋管を刺激するとチネルサインが確認できた。痺れの範囲が伏在神経の知覚領域であるため伏在神経麻痺の可能性が高いと判断し、患側下肢の内転筋の柔軟性を高める施術と骨盤矯正を行った。
第５診 痺れの症状は消失し施術は終了となった。
・考察
単独の伏在神経麻痺の症例はかなり稀なケースであると思われる。これまでの臨床経験では変形性膝関節症患者の膝関節内側の痛みの原因が伏在神経麻痺由来であるケースがほとんどであった。下肢の神経症状を扱う際は、伏在神経麻痺を頭の片隅に入れた上で施術を行いたいと思う。
・使用した主な技・ツボ
レインボーパワー、アクチベーター、マッサージガン、骨盤矯正
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