【施術報告 左下肢の痺れ】施術例16 ゴルフを始めてから左臀部や左脚が痺れる(変形性腰椎症)

2024年08月15日

施術例16 ゴルフを始めてから左臀部や左脚が痺れる(変形性腰椎症)

60代男性 / 会社員 / 北葛西在住
・症状

ゴルフを始めてから腰痛が気になるようになった。練習量が増えると左臀部や左腿の外側に放散痛や痺れが出る事がある。

・経過と施術内容

初診 

腰部椎間板ヘルニアを疑い、徒手検査を実施した。SLRテストは陰性であったが、左足首の背屈力と左母趾の伸展力が、健側と比較すると低下していた。腰部椎間板ヘルニアかどうかは不明であるが、神経に何かが触れて放散痛を引き起こしてする可能性が高いので、整形外科での検査を提案。

第2~6診 

レントゲンとMRIの結果、変形性腰椎症との診断であった。腰椎に多数の骨棘が出来ており、それが神経に触れて放散痛の原因となっていることがわかった。ゴルフは一時的に中止、胸腰椎の可動域を改善し、腰部にかかる負担を軽減するリハビリを開始した。自宅でもリハビリを実施して頂いた。

第7~12診

2ヶ月経過し、日常生活で放散痛や痺れは見られなくなり、週1回でゴルフを再開した。練習量が多い時は、症状がみられるが、長引くことはない。さらに、禁煙で腰椎の変形の進行を抑制することでゴルフを続けることが出来ている。

第13診~

趣味のゴルフを一日でも長く続けるため、当院でのケアを継続しつつ、禁煙で腰椎の変形の進行を抑制することでゴルフを続けることが出来ている。

・考察

この患者様は、デスクワークで長時間座っており、脊椎の弯曲がもともと弱い状態であった。弯曲が弱い状態でゴルフを始めたことで、腰椎への衝撃が吸収されず、骨棘を形成するに至り、さらに喫煙が腰椎の変形に拍車をかけ、放散痛や痺れが繋がったと推察される。今回のようなケースでは、患者様本人にも症状の原因を理解して頂き、生活習慣を改善していくことが重要であると感じた。

・使用した主な技

はればれパーソナルトレーニング指導、分子栄養学に基づく栄養アドバイス、丸山式ゴムハンマー整体、マッサージガン

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