クエン酸で尿酸値は変わる?痛風との関係と身体づくり|船堀

2026年09月18日

「健康診断で尿酸値が高いと言われた」

「痛風を繰り返している」

「クエン酸が尿酸にいいと聞いたけれど、本当?」

このような疑問を持っている方は少なくないと思います。

実は私自身、クエン酸について学び、日々の生活にも取り入れながら、身体にどのような変化が起こるのかを考え続けています。

そして、臨床26年の中で私が強く感じているのは、

尿酸値が高いからといって、「尿酸」だけを見ても身体全体は分からない

ということです。

クエン酸だけではありません。

食事、水分、睡眠、運動、体重、ストレス、そして身体や内臓の状態。

さまざまな要素を一緒に考えることが大切だと私は考えています。

今回は、クエン酸と尿酸・痛風の関係について、現在分かっていることに加えて、私たちが実際の臨床で身体をどのように見ているのかもお伝えします。

そもそも尿酸とは?

尿酸は、体内でプリン体が分解された際にできる物質です。

尿酸というと悪いもののように思われがちですが、問題になるのは主に血液中の尿酸が高い状態が続くことです。

高尿酸血症が続くと、尿酸の結晶が関節などに沈着し、炎症を起こして痛風発作につながることがあります。

ただし、尿酸値は単純に「プリン体を食べ過ぎたから上がる」というものでもありません。

食生活、飲酒、体重、代謝、腎臓からの排泄など、さまざまな要素が関係しています。

だから私は、「尿酸値」という数字だけでなく、その数字の背景にある身体を見ることが大切だと考えています。

クエン酸と尿酸にはどんな関係がある?

クエン酸と尿酸を考えるうえで、まず知っていただきたいのが**「血液中の尿酸値」と「尿の状態」は同じ話ではない**ということです。

尿が酸性に傾くと、尿酸は尿中で溶けにくくなります。

一方、医療ではクエン酸製剤が尿のアルカリ化に使われることがあります。

日本泌尿器科学会などによる尿路結石症診療ガイドラインでも、クエン酸製剤は尿中pHを上昇させ、尿酸結石の再発予防に有用とされています。

また、日本痛風・尿酸核酸学会のガイドラインでも、高尿酸血症・痛風における尿路管理では、酸性尿を是正するためにクエン酸製剤などの尿アルカリ化薬が用いられることが示されています。

つまり、クエン酸と尿酸には、医学的にもまったく関係がないわけではありません。

ただし、ここで大切なのは、

「クエン酸を飲めば血液中の尿酸値が下がる」

と、そのまま結論づけることはできないということです。

医療用のクエン酸製剤と食品として摂取するクエン酸も、同じ条件ではありません。

それでも私がクエン酸に注目している理由

ここからは、私自身の臨床での考え方です。

私はクエン酸を、

「痛風を治すもの」

として見ているわけではありません。

しかし、身体のエネルギー代謝や日々のコンディションまで考えたとき、クエン酸は非常に興味深い存在だと考えています。

そして実際の臨床では、クエン酸だけに頼るのではなく、

食事・水分・睡眠・運動などの生活習慣を見直し、鍼灸や整体、内臓へのアプローチなども組み合わせながら身体全体を整えていく。

そうした取り組みを続ける中で、尿酸値に変化がみられたり、痛風を繰り返していた方の状態が落ち着いてきたりした症例を経験することもあります。

もちろん、これはクエン酸や内臓整体だけによって変化したと証明できるものではありません。

食事が変わったのか。

水分摂取が変わったのか。

体重や運動量が変化したのか。

睡眠や生活リズムが整ったことが関係したのか。

複数の要素が重なった可能性もあります。

だからこそ私は、一つの方法だけで身体を判断しないことを大切にしています。

痛風だから「足の痛み」だけを見るわけではありません

痛風発作が起きれば、どうしても痛い関節に意識が向きます。

もちろん、急激な関節痛や腫れ、熱感がある場合には、まず医療機関で適切な診断・治療を受けることが大切です。

しかし、発作が落ち着いたあとまで考えると、

「なぜこの身体の状態になったのか?」

という視点も必要だと私は考えています。

はればれ鍼灸整骨院では、症状のある場所だけを見るのではなく、身体全体の状態を確認します。

そして必要に応じて、鍼灸、整体、内臓へのアプローチ、運動、栄養、睡眠、生活習慣などを組み合わせながら、その方に必要な身体づくりを考えていきます。

私たちが目指しているのは、

「尿酸値だけを追いかけること」でも、
「痛いところだけを施術すること」でもありません。

その方の身体全体を見ながら、今できることを一緒に探していくことです。

「内臓整体で尿酸値が下がる」という意味ではありません

ここは誤解してほしくないところです。

内臓整体によって尿酸値が下がる、あるいは痛風が治るという医学的な効果が確立されているわけではありません。

そのため私たちも、

「内臓整体をすれば尿酸値が下がります」

とはお伝えしていません。

一方で、臨床の現場では検査数値だけを切り離して考えるのではなく、食事や睡眠、運動、身体の緊張なども含めて、その人全体を見ることには意味があると考えています。

実際に身体全体への取り組みを続けた結果として数値や状態に変化がみられたなら、

「身体の中で何が変わったのだろう?」

と考える。

そして次の臨床につなげる。

私はこの姿勢を大切にしています。

臨床26年。それでも身体について学び続けています

私は臨床に携わって26年になります。

柔道整復、鍼灸、あん摩マッサージ指圧を土台として、これまでさまざまな身体の見方を学んできました。

そして今は、施術だけではなく、睡眠、栄養、運動、内臓などについても学び続けています。

なぜなら、

どれだけ良い施術をしても、身体そのものが回復していくためには、そのための環境が必要だ

と考えているからです。

外から身体を整える。

身体の内側についても考える。

生活そのものも見直してみる。

この3つをつなげていくことで、これまでとは違った身体の変化が生まれる可能性がある。

私はそこに、これからの治療院ができることがあると思っています。

クエン酸だけに頼らないことも大切です

クエン酸に可能性を感じる一方で、尿酸値が高い方や痛風を繰り返している方ほど、クエン酸だけに頼らないことも大切です。

高尿酸血症・痛風では、飲水、食生活、飲酒、体重管理などの生活習慣への対応が重要であり、状態によっては薬物治療も必要になります。

また、尿をアルカリ化しすぎることにも注意が必要です。ガイドラインでも、過度の尿アルカリ化は別の結石形成につながる可能性が示されています。

すでに高尿酸血症や痛風で治療を受けている方は、自己判断で薬を中止したり、クエン酸に置き換えたりしないでください。

医療機関で必要な検査・治療を受けながら、

「それ以外に、自分の身体のために何ができるだろう?」

と考える。

その選択肢の一つとして、私たちのような治療院の身体づくりがあると考えています。

代表・丸山が大切にしていること

私は、クエン酸を万能なものとして伝えたいわけではありません。

内臓整体も、鍼灸も、整体も同じです。

一つの方法ですべてを解決しようとするのではなく、

「なぜ、この人の身体にこの状態が起きているのか?」

を考え続けたい。

痛いところだけを見ない。
検査数値だけを見ない。
一つの栄養素だけを見ない。

鍼灸、整体、内臓へのアプローチ、栄養、睡眠、運動。

必要なものを組み合わせながら、その方の身体を一人の人間としてみていく。

これが、臨床26年を経た今、はればれ鍼灸整骨院グループ代表として私が大切にしている治療への考え方です。

「尿酸値が気になっている」

「痛風を繰り返していて、薬だけでなく身体全体についても考えてみたい」

「食事や睡眠、身体の状態まで一度見直してみたい」

そんな方は、お気軽にご相談ください。

医療機関での治療が必要なものは医療につなげながら、私たちは治療院として、その方の身体にまだ何ができるのかを一緒に考えていきます。

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