【施術報告 四十肩・五十肩】施術例6 肩が動かない!!(肩関節周囲炎)
2024年04月9日
施術例6 施術例6 肩が動かない!!(肩関節周囲炎)
40代女性 / 事務職員 / 江東区在住
・症状
2ヶ月程前から左肩に痛みがあった。最近になり痛みは落ち着いたものの左肩を動かすことができなくなり髪を洗う動作や衣服の脱着がしにくくなってきた。
・経過と施術内容
初診
問診、視診、触診から肩関節周囲炎(四十肩)と判断した。痛みよりも可動域制限が主訴であり、拘縮期の段階にあると判断し施術を開始した。圧痛は肩関節前面(烏口突起周辺)と肩関節後面(滑液包)にみられた。結帯動作(エプロンに紐を結ぶ)と水平屈曲(腕を胸に近づける)が強く制限され、外転動作(真横から腕を挙げる)では僧帽筋による代償運動が確認された。
第2~8診
隔週の来院で経過を確認することにした。来院時には、手技療法と超音波治療を行い癒着した肩関節前方と後方の組織の柔軟性改善をはかった。自宅でのリハビリとして、肩甲骨体操、振り子運動、肩関節外旋運動を実施して頂いた。
第9~12診
これまでの施術で肩甲骨の動きは十分改善されたため、肩関節外転動作(真横から上げる動作)の改善を行った。烏口肩峰アーチ周辺に超音波治療を行い棘上筋の滑走を円滑にした後に、自動と他動での外転運動を実施した。自宅でも同様のリハビリを継続して頂き、徐々に僧帽筋による代償運動は消失していった。
第13~18診
肩関節内旋動作(エプロンの紐を結ぶ動作)の改善を中心に施術を行った。腱板疎部や結節間溝周辺の瘢痕化した組織のストレッチを行ったのちにリハビリを実施した。自宅でも積極的にリハビリを行って頂いた。初回の受診から約半年ほどで痛みもなくなり可動域も拘縮前とほぼ同等まで改善し施術は終了となった。
・考察
肩関節周囲炎の施術は、炎症期、拘縮期、緩解期のうちどの段階にあるかを正確に判断し治療を行うことが重要である。本症例では、拘縮期の段階から施術がスタートとなった。肩関節は360°広範囲に可動する関節であるためリハビリの順序を間違えると筋の損傷を招き回復を遅らせることにも繋がる恐れがある。通常、改善までに1年程かかるのが一般的であったが、半年程で改善できた要因は、①炎症期に安静を保ったことで拘縮範囲を最小限に抑えることができた、②患者自身も自宅でリハビリをしっかりと実施していた、③病態の評価を正確にとらえることができ無駄のなく可動域を改善できた点があげられる。
・使用した主な技・ツボ
超音波治療、マッサージガン、肩矯正、ゴムハンマー整体
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