【施術報告 背中の痛み】施術例13 自宅にて寝ていて痛めた背部痛
2021年03月30日
施術例13 自宅にて寝ていて痛めた背部痛
40代男性 / 会社員 / 宇喜田町在住
・来院
2019年7月
・症状
背部の鈍痛と睡眠時の違和感、右肩の挙上制限
・経過と施術内容
一週間程前、自宅で不自然な体勢をとって寝ていた際に、
不意に寝返りをうって痛めてしまったので当院に来院された。
話を伺うと背部全体が張っている感じと重たい痛みがあり、寝ていても違和感が生じるとのこと。
そのせいか肩の動きが悪く、右腕も上がりにくくなっている状態であった。
触診をすると首から肩にかけての筋緊張が非常に強くなっていたので、
首肩の矯正を勧め筋緊張緩和と、肩の動きを出すよう施術を行ったところ、
可動域制限の改善は見られたが痛みはやや残っていた。
2診目に来られた際には肩の可動域は改善していたが、痛みはまだ強かったため、
改めて首肩矯正を加えると痛みがだいぶ軽減した。
3診目は少し間隔が空いての来院であったが、痛みの範囲が背部の下部に限局していたので、
骨盤矯正を加えたところ、痛みが消失したので完治とした。
・考察
背部の痛みは背骨が首から胸、腰と骨盤まで繋がり日常生活での姿勢の影響が出やすい。
そのため筋緊張性や骨の歪みなど、複合的な原因が考えられる。
こちらの患者様は背部の痛みから肩の可動域制限を引き起こしており、
それらは背骨から肋骨を通して接触する肩甲骨の動きや、
頸椎に付着する筋肉の緊張から生じていた。
また背骨の土台は骨盤であり、骨盤矯正を行わなければ背部の安定が得られなかったのである。
背部の痛みは背骨を考え、上下からのアプローチをする事で症状の改善が見られるのだ。
・使用した主な技
首肩矯正、骨盤矯正
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