【施術報告 足痛】施術例34 サッカーで痛めた足の痛み(有痛性外脛骨)
2023年10月4日
【施術報告 足痛】施術例34 サッカーで痛めた足の痛み(有痛性外脛骨)
10代男性 / 学生/ 松江在住
・症状
週に3~4回クラブチームでサッカーをやっており、夏休みに合宿で走り込みやシュート練習を多く行ったところ徐々にから左足内果下に痛みが出現し、サッカー中の跳躍動作やジャンプの着地時に痛むため当院を受診。
内果やや下部に膨隆があり、圧痛があり立位でも疼痛がある。
・経過と施術内容
初回来院時に下腿部の筋緊張や足底のアーチの低下、最近捻挫をしたことが確認できた。疼痛出現から1週間程経過していたので下腿部や腓骨筋、後脛骨筋をターゲットにした施術を行い。テーピングで足底をサポートし初回は終了。施術を行った後の練習はテーピングが貼ってある間は疼痛が緩和するもののテーピングを外すとすぐに痛むとのことであった。2日後に2診目の施術、下腿、足底部の施術に加え、走る際に荷重がやや内側に入っているのでインソールを用いて重心の調整を行いテーピングを貼り終了。
その日の練習も前半は痛みが少なくなっているものの後半にだんだん痛みが気になってしまったとのことであった。
翌日の3診目ではハイボルトを足底部に当て疼痛緩和を図り、距骨矯正で足関節のアライメントを整え終了。ハイボルトを行った日は痛みが半分程度になったとのことであった。1週間に3回の通院頻度で治療を継続、練習量が多い土曜日、日曜日は痛みが強いので月曜日来院時にはハイボルト、骨盤矯正を行っていき、筋肉の硬さを取りながら重心の位置が悪くならないように調整していった。その後12診で痛みが消失となり治癒となった。
・考察
有痛性外脛骨の症状は、オーバーユースによるものや外傷性によるもの、原因が分からないものに分類されるが、今回のクライアントはオーバーユースで負担が溜まっていた際に捻挫をしたことが発症の原因ではないだろうか、アーチの低下や下腿の筋緊張は目立っており、後脛骨筋腱の牽引力もかなり強かったと考えられる。サッカーの場合はインサイドパスを出す際に外脛骨部に当たったり、負荷がかかりやすいためできるなら数週間安静にしておくのも有効であったが練習をなるべく休みたくないというクライアントの要望にしっかり応えることができた。有痛性外脛骨は、ほぐしていけば良くなるわけでもなく、身体の使い方や重心の位置をしっかり良いポジションに戻してあげることが重要である。
・使用した主な技・ツボ
ハイボルト、インソール、アーチテーピング、距骨矯正、骨盤矯正
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足の痛みの日頃のケアは?
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