腓骨神経麻痺(下垂足)の症状と施術法について
2018年07月24日
腓骨神経麻痺(下垂足)になると装具をつけたり、杖をついたりして何かと不便で辛いですよね。今回は症状、原因、一般的な診断方法、施術法をご紹介いたします。
●症状
膝から下の足(下腿といいます)の外側から足の甲と5番目の指以外の所の感覚が消失または減弱になり、しびれが生じたり触った感触が鈍い感じになります。
足くびと足の指が上に上がらなくなり(背屈といいます)、足が垂れ下がった状態に下垂足になります。
●原因
一番多い原因となるものは腓骨の頭あたりの外力による圧迫によるものです。足の怪我をして牽引施術が長引いたり、固定がきつすぎたりしたときや何かの組織が盛り上がって来たり、傷つけたりしたりすると起こります。
特にその部分は神経が動きにくく、神経が骨と皮の間で隙間が少ないところなのでマヒが起こりやすいと言えます。
●診断方法
足が下がってしまった状態で元戻らなくなり、触ったり痺れた感覚があり、痛めたところを刺激すると痛みが広がります。
似た症状に坐骨神経痛や腰椎ヘルニアがあります。
●施術方法
なにか出来てしまい取り除く必要がある場合は手術をして取り除きます。
それ以外はリハビリをするのですが、改善しないケースも多く、当院での施術を受けて頂くことをお勧めします。
当院では認知運動療法を取り入れて、その症状に合わせ電気療法、温熱療法、鍼施術などを行います。