【施術報告 肩痛】施術例14 赤ちゃんの抱っこで左肩に激痛(上腕二頭筋長頭腱炎)
2023年10月13日
【施術報告 肩痛】施術例14 赤ちゃんの抱っこで左肩に激痛(上腕二頭筋長頭腱炎)
30代女性 / 会社員 / 船堀在住
・症状
「左肩関節前面に強い痛みがあり左腕を挙上できない」というのが主訴。左肩関節前面には圧痛、腫脹、熱感が認められる。左肩を下して就寝できない。
・経過と施術内容
初診 上記の症状から「上腕二頭筋長頭腱炎」と推察し、徒手検査を実施した。スピードテスト、ヤーガソンテストともに陽性であった。初回処置は、患部のアイシング、ハイボルテージ療法を行い疼痛の軽減をはかった。施術後、疼痛はある程度軽減した。本来は、三角巾やサポーターで動きを制限したいところだが、育児で完全な固定は難しい状況であったので、テーピングで固定を行った。
第2診 痛みが増強し来院。安静時にも痛みがある。来院翌日は土日なので、育児は完全に中止し家族に代わってもらうように説明。初回に引き続き、患部のアイシング、ハイボルテージ療法を行った。
第3診 月曜に来院。二日間の安静期間が確保できたことで疼痛は大幅に軽減していた。ここからは、上腕二頭筋の緊張の緩和と肩関節の可動域改善を中心にした施術に変更した。まず、超音波治療で上腕二頭筋腱の滑走性を高め、次いで肩矯正を行い肩甲骨の可動域改善をはかった。
第4~6診 来院ペースは一日おきにし、超音波治療と肩矯正を実施した。再発防止策として就寝前には10分のアイシングを行って頂いた。第5診の段階で、疼痛は完全になくなり運動制限も見られなかった。再発の予兆もないため第6診で治癒とした。
・考察
上腕二頭筋長頭腱炎は強烈な疼痛を感じる症状であるが、安静を図ることで一気に痛みが軽減するケースが多い。今回の症例では、平日は一人で育児を行っている状況で早急な安静が難しかったが患者様自身やその家族の協力もあり順調に施術を進めることができた。
・使用した主な技、ツボ
ハイボルテージ療法、超音波治療、神経整体、肩矯正
肩の痛みの日頃のケアは?
ゴムハンマーなどで体を肩周囲を軽く刺激する、背中や腕も肩に関係があるのでそちらもトントンと叩くと効果的です。可能な範囲で肩を動かしてあげるのも有効です。
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