【施術報告 背中の痛み】施術例21 猫背と痛みにより眠れない背部痛
2021年03月30日
施術例21 猫背と痛みにより眠れない背部痛
50代女性 / 主婦 / 船堀在住
・来院
2019年12月
・症状
右頸部から背部にかけての動作時痛と夜間痛、回旋制限
![](https://harebare-seikotsuin.net/wp/wp-content/uploads/2021/03/haibu11.jpg)
・経過と施術内容
来院5日ほど前に急に振り向く動作をしてから、
右頸部から背部にかけて電撃様の動作痛が生じてしまい、
両肩が上がりにくいとのこと。
それから自分で強めにマッサージをしていたら悪化してしまい、
頸部の回旋制限も出てきてしまった。
また元から猫背が強く、体の疲れが取れにくいため、
痛みと合わさって睡眠も浅くなってしまっているという。
初診時は炎症も確認できたので、アイシングをしてからRPと首肩の矯正を行い、
猫背の矯正には、セルフケアも重要である事を説明して継続を促した。
第2診では痛みはやや軽減していたが動作制限は残存していたので、
再度アイシングを加えてから施術を行った。
第3、第4診も同様の施術を続けたところ、
夜間痛は残るが日中は痛みがだいぶ楽になっているとのことであった。
第4診ではテーピングも加えて、運動制限と猫背の改善を図った。
その後、第7診でだいぶ楽になっており、眠りやすくなっている事を実感できるようになった。
続く第8診でも症状が改善していたため、第9診でバランスを調整し第10診で施術を終了した。
・考察
現代では運動不足による筋力低下や、スマホ・PC操作によるデスクワークが多いことにより、
猫背が増えている。
猫背のデメリットは多く、筋緊張の増強、内臓機能の低下、
血液循環の低下による疲労の蓄積等々がある。
これらのデメリットを考えると猫背の改善は重要であり、放置できない問題である。
猫背の原因も様々だが骨盤の後傾や肩の巻き込み、筋力低下などが考えられる。
改善法としては骨盤や首肩の矯正を加え、筋肉の正しい位置を認識してもらった上で、
セルフケアを続けて頂くと効果を実感できる。
諦めずに継続することが肝要である。
・使用した主な技
首肩矯正、RP(地五会、大椎、合谷、陽池、陽経、束骨、京骨)
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