【施術報告 腕の痺れ】施術例4 腕の痺れに小顔矯正!!(胸郭出口症候群)
2023年09月25日
【施術報告 腕の痺れ】施術例4 腕の痺れに小顔矯正!!(胸郭出口症候群)
50代女性 / 事務員 / 船堀在住
・症状
自宅の窓掃除を長時間行った翌日から左肩上部の痛みを左上肢の痺れが出現した。3日間安静にするも症状の改善が見られず当院来院した。
・経過と施術内容
初診 問診で、窓はかなり高い位置にあり腕を上げた状態で掃除をしていたことが分かった。胸郭出口症候群の一種である「過外転症候群」は、上肢を高く上げた状態を長時間維持することで小胸筋が緊張し腕神経叢を圧迫することで痺れが発症する疾患であり、この「過外転症候群」であると推察し施術を開始した。施術頻度は週2回をした。
第2~9診 施術を重ねる度に症状は改善していったが、7割程度改善した段階で小康状態となった。
第10診 改善を阻害している要因を探すため、胸郭出口症候群に関与する筋を左右比較しながら触診を行ったところ、左の斜角筋群が右のそれと比較し、かなり緊張が強いことがわかった。この日の施術は左斜角筋を中心に「首肩矯正」を実施し経過を追うこととした。
第11診 改善はわずかであった。患者との会話の中で、就寝中に歯ぎしりをする癖があることが分かり、マウスピース作成し就寝中に付けるように提案した。
第12~13診 左上肢の痺れは大幅に改善され、13診の段階でほぼ痺れは無くなっていた。再発予防のため週1の来院頻度で経過観察とした。
第14~15診 マウスピースを着用しているものの時折痺れが出ることがあるとのことなので、顎関節を整える効果のある「小顔矯正」を施した。以後の施術は隔週とし再発がなければ完治とすることとした。
第16診 痺れの再発はなく無事に治癒となった。
・考察
歯ぎしりという患者本人も自覚しにくい要因が隠れており治療に苦戦した症例であった。マウスピースの提案は間違っていなかったが、根本原因の解決には十分でなく、「小顔矯正」による顎関節の調整が効果的であった。胸郭出口症候群の症状に小顔矯正を施すのは初めての経験であり、柔軟な思考が大切であると痛感した症例であった。
・使用した主な技
首肩矯正、小顔矯正、マッサージガン
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