【施術報告 膝痛】施術例19 半月板修復手術後のホームスクリュームーブメント改善施術(下腿外旋症候群)
2023年07月19日
【施術報告 膝痛】施術例19 半月板修復手術後のホームスクリュームーブメント改善施術(下腿外旋症候群)
60代男性 / 用務員 / 東小松川在住
・症状
変形性膝関節症の既往のある患者様です。段差から飛び降りた際に左膝の内側・外側半月板を損傷し修復手術を行った。術後は経過良好であったが、しばらくして左膝に引っかかり感と膝窩の膨隆感を感じるようになり、屈曲制限が見られるようになり来院。
・経過と施術内容
初診 左膝に腫脹が認められたためアイシングを実施。腹臥位での膝関節の屈曲を再現したところ、膝窩の詰まり感とハムストリングスの強い張り感のため屈曲制限が認められた。
第2診 腫脹の軽減により膝関節の重だるさは改善し、患部の触診をより正確に行うことが出来るようになっていた。膝窩の詰まり感は膝窩筋の緊張、ハムストリングスの張り感は半膜様筋によるものであることが判明した。それぞれの筋緊張を取り除いたところ屈曲制限は改善された。
第3診 屈曲制限の改善は一時的で、起床時にはロッキングが起こるとのこと。両下肢のアライメントを観察すると患側下肢の下腿が過度に外旋している。この下腿の過度な外旋が膝関節の屈伸動作を制限していると推察し、下腿を内旋させる作用のある筋の強化と術後に処方された足底板の着用を指導した。
第4~6診 下腿および膝関節の内旋を強化するリハビリを開始。自動運動の準備としてEMS(コアレ)を用い薄筋、縫工筋、半腱様筋、半膜様筋に電気刺激を加えた。また、術後に筋力が著しく低下した内側広筋を強化すべくパテラのセッティングも実施した。
第7~15診 自動運動および抵抗運動を開始した。腹臥位での膝関節屈曲運動、背臥位での膝関節伸展に対する抵抗運動を中心に実施した。第13診が終了した時点で、起床時のロッキング現象は解消されていた。
第16~37診 隔週で施術を行い経過観察とした。階段の昇り降りを行った翌日には膝窩の張りを感じるものの経過は良好。バドミントンなどの軽い運動であれば実施可能となり施術は終了となった。
・考察
下腿外旋症候群は、膝の手術を実施した患者や変形性膝関節症の患者によくみられる症状である。下肢のアライメントの乱れは膝関節に大きな影響を与える。膝関節の伸展運動では、下腿が僅かに外旋する必要がある。これをスクリューホークムーブメントという。また、膝関節の屈曲運動では、下腿の内旋と同時に半膜様筋が内側半月板を膝窩筋が外側半月板を後方に引き込むことでロッキングを防止している。この患者は、伸展時に下腿が過度に外旋したことで、屈曲時に十分な下腿の内旋が行えずにロッキングが発生していたと予測される。
・使用した主な技・ツボ
コアレ、神経整体、ゴムハンマー整体、パーソナルトレーニング
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