運動前のストレッチって危険!?
2016年09月7日
あなたは運動前にストレッチをしていますか?
もちろんストレッチしていますよね?(笑)多くの人は運動前にストレッチなどの準備体操をしています。
今回は、気を付けた方が良い運動前のストレッチについてご紹介していきます。
ストレッチには大きく分けて2種類に分けられます。
ストレッチは使い方を間違えると大きな怪我につながりますので
目的や状況で正しく使えるようにしましょう。
★静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
一般的に想像されるストレッチです。一人で簡単に行うことができます。
★動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)
手足を動かし、動きの中で筋肉を伸ばしていくストレッチです。
どちらのストレッチが運動前に危険?有効?
実は運動前に行われているストレッチで有効的なのは動的ストレッチです。
ラジオ体操やブラジル体操はこの動的ストレッチの一つです。
この動的ストレッチをすることで筋肉の可動範囲を広げるだけでなく心拍数を上げたり、体温を上昇させたりと
交感神経を優位にし、戦闘態勢に入ることができることも出来ます。
逆に、運動前に静的ストレッチをすると身体がリラックスしてしまい副交感神経優位になりパフォーマンスが落ちたり、
けがをしやすくなったりしてしまいます。
とあるスポーツ科学専門家の研究では、静的ストレッチで15秒間筋肉を伸ばしただけでマイナス効果がみられました。
ただ、すべての状況で静的ストレッチがダメだという事ではありません。ストレッチをするタイミングなどでは
静的ストレッチも有効になります。
一番ベストな運動前のストレッチとは??
運動まで時間に余裕がある場合は、まず静的ストレッチを行い関節の可動域や筋肉の柔軟性を高め、
それから運動準備ということで動的ストレッチを行い、筋肉に刺激を入れます。
時間がなかったり、どちらか1つしか出来ない場合などは動的ストレッチだけを行うようにします。
運動をするタイミングや時間などをしっかりと考えながらストレッチを選べるようにしましょう。