【施術例 膝の痛み違和感】施術例56 膝のお皿が外れた!!(膝蓋骨脱臼)

2026年03月5日

患者情報

40代女性/会社員/松江在住

症状

 ショッピングモールで買い物中、床に落ちたスマホを拾おうとしゃがんだら左膝のお皿が外れた。外れたお皿はすぐに元に戻ったが、違和感があり坂道など傾斜のあるところを歩くと外れそうな怖さがある。20代の時にも左膝蓋骨を脱臼している。

経過と施術内容

初診

 受傷翌日に来院。左膝蓋骨は自然整復されていたが、左膝の内側に腫れがみられた。内側膝蓋支帯に圧痛が認められた。エコー画像診断装置で、内側膝蓋大腿靱帯を観察したところ、靱帯線維が乱れており脱臼時に損傷したと思われる。また、靱帯線維は健側(右膝)と比較し肥厚しており、すでに強度が低下していた。初回は、包帯固定とサポーターで患部の安静をはかった。

第2~12診

 内側膝蓋大腿靱帯の修復を促進させる物理療法(マイクロカレント)を実施した。患部の負担を軽減するため職場での業務はデスクワークに変更して頂いた。固定中の筋力低下を防止する目的で回復具合にあわせてEMSも実施した。

第13~28診

 約1ヵ月半で内側膝蓋大腿靱帯の痛みが消失したが、靱帯は肥厚して修復しており十分な強度には達しておらず再脱臼のリスクが高い状態あった。靱帯の不安定性を筋力で補う必要があるため、大腿四頭筋(特に内側広筋)の筋力訓練を重点的に実施した。

 第29診

 左膝の不安感もなくなり約4ヶ月で施術は終了となった。

考察

 本症例で一番苦労したのが、「医師の診断と同意」を得ることでした。接骨院で、脱臼・骨折の施術を継続するには「医師の診断と同意」が必要になります。接骨院来院時には膝蓋骨は自然整復されていたこともあり、当然ながらレントゲン撮影しても脱臼の診断はつきません。膝蓋骨が脱臼したことを示す「内側膝蓋大腿靱帯の損傷」を確認し、レントゲン撮影で膝蓋骨が亜脱臼位にあることを発見していただけたのは、受傷から1ヵ月以上経過してからでした。

使用した技

エコー画像診断装置、EMS(コアレ)、サポーター、マイクロカレント

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