【施術報告 首の痛み】施術例14 いつもより治りにくい寝違え

2021年03月2日

施術例14 いつもより治りにくい寝違え

30代男性 / 会社員 / 江戸川区松江在住
・症状
左頸部の後屈・側屈・回旋痛
・経過と施術内容
当院来院の1週間ほど前に自宅で寝ていた際に負傷。
普段からもよく寝違えることが多く、いつもは2〜3日で治るが、今回は治りが悪かった為当院に来院された。
初診時に状態を確認したところ、特に左の頸部の筋緊張が強く、左側屈がしにくいといった状態であり、
また患側肩甲骨が上内方に入り込み、健側肩甲骨は下外方にやや歪んでいる状態であった。
初診時はRPと首・肩の矯正を取り入れ、肩甲骨を正常な位置に戻した上で、筋緊張を緩めることにしたところ、
首の可動域の改善と痛みの減少が見られた。
第2診では可動域は少し戻ってしまっていたが、痛みのレベルは下がっていた為、手技により肩甲骨を調整した。
初診から約1週間後の第3診ではほぼ問題がなかったので、施術を終了とした。
・考察
今回のケースでは普段は治りやすい寝違えが、今回は治りにくかったということであるが、
問題点としては肩甲骨の歪みが考えられる。
首の筋肉は肩甲骨や鎖骨、胸骨など体幹にも付着しており、それらが正常な位置からずれることで、
余計な力が加わり続けるので修復がされにくい。
そのために矯正を行い、骨や筋肉を本来の位置に戻すことが、体の治癒力を発揮させるために必要なのだ。
・使用した主な技、ツボ
首・肩矯正、RP(地五会、大椎-腕骨・合谷、束骨、京骨)
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