【首こり改善】首のこりに効くマッサージやストレッチ ~リンパマッサージ~
2020年10月9日
首のこりに効くリンパマッサージとは?
首の周りには、大きなリンパ節がたくさんあります。
体に約800個あると言われるリンパ節のうち、およそ300個が首の周辺に集まっているとも言われるほどです。
リンパには老廃物や余分な水分を回収して体外への排出を促す働きがあり、リンパが流れるリンパ管は血管と同じように全身に通っています。
このリンパ管をつなぐ小さな器官がリンパ節です。
首の周りのリンパの流れをスムーズにすることは、疲労物質や発痛物質を溜め込まずにこりにくい首へと導く効果が期待できます。
また、首周りのリンパの流れが良くなると、肩こりの改善や小顔効果なども期待できると言われています。
リンパの流れを意識した首のマッサージを覚えて、首こりの解消を目指しましょう!
まず知っておいてほしいのが、鎖骨部分にあるリンパ節の存在です。
体中のリンパ節のうちで最も重要ともいえるリンパ節で、全身を流れるリンパ液のほとんどが鎖骨のリンパ節で静脈瘤と合流して心臓に戻ります。
そのためこの鎖骨部分のリンパ節は詰まりやすく、首のマッサージをする際にも必ず一緒にマッサージを行ってほぐしておく必要があります。
首のリンパマッサージを行う前に、鎖骨の上下に指をあててほぐすように動かしたり、鎖骨の下に手の平をあててさするようにマッサージを行いましょう。
この鎖骨のリンパマッサージは、首のリンパマッサージの前だけでなく後にも行うことで、よりリンパの流れをスムーズにする効果が期待できます。
しっかりと鎖骨のリンパの流れを促したところで、首のリンパマッサージへと進みましょう。
~首のリンパマッサージ~
1、親指以外の4本の指を、耳の下に縦に並べてあてる。
2、鎖骨の中央に向かって、適度に力を入れながら指を鎖骨までスライドさせる。
3、また指を耳の下に戻し、今度は肩の先に向かって指を移動させる。
4、交互に数回繰り返し、反対側も同様に行う。
首のリンパは耳の下から鎖骨や肩に向かって流れています。
上から下へ、リンパを流すことを意識しながら指をスライドさせていきましょう。
さする程度でもリンパの流れは促されますので、強く力を入れすぎないように注意してください。
なお、リンパマッサージはオイルやクリームなどをつけて滑りを良くすることで、より簡単に効果的なマッサージを行うことができるようになります。
また、お風呂上りなどの血行が促進されているタイミングに行うことや、リンパマッサージの前にコップ1杯程度の水を飲むことでも、効果アップが期待できますよ。