2024年10月11日
施術例17 腰椎が真っすぐ(変形性腰椎症)
40代男性 / 製造業 / 西瑞江在住
・症状
1ヶ月程前から右臀部から右ハムストリングスにかけて放散痛を感じるようになり、整形外科を受診したところ「変形性腰椎症」と診断された。薬を処方され一時的に症状は改善されたが、仕事中は立ちっぱなしで中腰の姿勢が長く症状がぶり返してしまう状態であった。
・経過と施術内容
初診
右臀部に痛み走るため、椅子に座ることができず、四つ這いの姿勢で予診票を記入している状態であった。腰背部の筋は硬く、骨盤は後傾が強く、腰椎に負担が掛かりやすいアライメントとなっていた。腰背部の筋に柔軟性改善と骨盤後傾改善を施術方針とした。特に日常生活では以下のことに気を付けて頂き、腰椎の前弯を可能な限り維持し腰の負担を減らすようにした。
・仕事中はコルセットを着用
・立ち仕事中は片足を台に乗せて作業をする
・就寝中は膝を軽く曲げた姿勢を維持するためタオル等を膝に挟む
第2~22診
仕事内容を考慮し、週2回の来院を提案。腰椎前弯を作るために背骨矯正を継続的に実施した。仕事の忙しさにより症状に波はあるものの確実に改善がみられた。
第23~37診
症状はかなり落ち着いたため、週1の来院に変更。患者様は椅子やベッドを購入し洋式の生活に変更し、畳での生活を見直したとのこと。
・考察
変形性腰椎症は、加齢により腰椎の変性が進み骨棘が形成され、その骨棘が神経に触れること臀部や下肢に痛みが現れる疾患である。肉体労働者や長距離ドライバーなど腰部に常に負担がかかる職業の方に起こりやすい。来院時の施術のみでなく、患者様自身で生活を改善して頂くことも症状改善のための重要なポイントとなってくるので、根気強く治療を継続していくこと大切である。
・使用した主な技
はればれパーソナルトレーニング指導、背骨矯正(DRT)、丸山式ゴムハンマー整体、マッサージガン、ハイボルテージ療法
2024年08月15日
施術例16 ゴルフを始めてから左臀部や左脚が痺れる(変形性腰椎症)
60代男性 / 会社員 / 北葛西在住
・症状
ゴルフを始めてから腰痛が気になるようになった。練習量が増えると左臀部や左腿の外側に放散痛や痺れが出る事がある。
・経過と施術内容
初診
腰部椎間板ヘルニアを疑い、徒手検査を実施した。SLRテストは陰性であったが、左足首の背屈力と左母趾の伸展力が、健側と比較すると低下していた。腰部椎間板ヘルニアかどうかは不明であるが、神経に何かが触れて放散痛を引き起こしてする可能性が高いので、整形外科での検査を提案。
第2~6診
レントゲンとMRIの結果、変形性腰椎症との診断であった。腰椎に多数の骨棘が出来ており、それが神経に触れて放散痛の原因となっていることがわかった。ゴルフは一時的に中止、胸腰椎の可動域を改善し、腰部にかかる負担を軽減するリハビリを開始した。自宅でもリハビリを実施して頂いた。
第7~12診
2ヶ月経過し、日常生活で放散痛や痺れは見られなくなり、週1回でゴルフを再開した。練習量が多い時は、症状がみられるが、長引くことはない。さらに、禁煙で腰椎の変形の進行を抑制することでゴルフを続けることが出来ている。
第13診~
趣味のゴルフを一日でも長く続けるため、当院でのケアを継続しつつ、禁煙で腰椎の変形の進行を抑制することでゴルフを続けることが出来ている。
・考察
この患者様は、デスクワークで長時間座っており、脊椎の弯曲がもともと弱い状態であった。弯曲が弱い状態でゴルフを始めたことで、腰椎への衝撃が吸収されず、骨棘を形成するに至り、さらに喫煙が腰椎の変形に拍車をかけ、放散痛や痺れが繋がったと推察される。今回のようなケースでは、患者様本人にも症状の原因を理解して頂き、生活習慣を改善していくことが重要であると感じた。
・使用した主な技
はればれパーソナルトレーニング指導、分子栄養学に基づく栄養アドバイス、丸山式ゴムハンマー整体、マッサージガン
2021年03月29日
施術例13 冷飲食による腰痛
50代女性 / 清掃業 / 江戸川区北葛西在住
・症状
右腰部から大腿部にかけての座位と立位での痛みと痺れ
・経過と施術内容
もともと腰痛持ちであったが、最近宴会等で冷たいビールを多く飲んでから特に強くなったとのこと。
座った際に臀部が触れると痛みが増し、動き始めにも痛みが出てしまうとのことで痛みの部位や、 Kボンネットテスト(+)の所見から梨状筋症候群である可能性が考えられた。
梨状筋部を中心に 骨盤から大腿部までを緩めたところ、症状の改善が見られた。
しかし症状がだいぶ強かったのでストレッチ指導と あまり冷飲食を摂らないように提案。
・考察
身体は飲食や気候により大きく影響を受ける。
特に湿度の高い時は関節痛が出たり、寒気が強い時には筋肉が強張り痛めやすい。
また冷飲食等でも体内が冷やされ、腰痛の原因となる事も多い。
運動や疲労以外でも身体に与える影響があるので、それらの情報提供もしていきたい。
・使用した主な技
股関節調整、RP、アクチベーター
2021年03月29日
施術例5 神経が過敏になっている坐骨神経痛
40代女性 / 派遣 / 松江在住
・症状
左臀部から大腿部外側、前面にかけての痛みと痺れ
・経過と施術内容
以前から首肩周辺の症状で治療を継続していたが、ある日左の臀部から大腿部にかけての痛みと、
痺れを訴える坐骨神経痛様の症状で来院された。
神経走行を考え腰部から大腿部までを手技で緩めたが、神経が過敏になっており筋緊張が強く、
圧を加えると痛みが出てくる状態であった。
そのため骨盤矯正等の関節へのアプローチを加え、
筋緊張緩和を狙ったところ症状の軽減が見られた。
2診目には多少手技での圧も加えられるくらいに改善していたが、症状はやや残存しているので、
矯正をメインに継続加療中。
・考察
過度な筋緊張により神経が圧迫されると痛みや痺れの症状以外にも、
神経の異常な興奮により、軽く押されるだけで痛みが強くなる状態になる事がある。
その様な時に無理に押してしまうと症状が悪化する可能性があるが、
関節をターゲットにした矯正を加える事で、筋緊張が緩和し症状の軽減が見られる。
神経の症状に対するアプローチは、様々な方法があるので状態をよく精査し選択していきたい。
・使用した主な技・ツボ
RP、骨盤矯正、股関節抜き
2050
2021年03月29日
施術例3 坐骨神経痛による階段昇降時の痛み
40代女性 / 介護職 / 江戸川区松江在住
・症状
右股関節から足底にかけての痛み
・経過と施術内容
慢性的な重さはあったが職場での筋疲労などの負荷が蓄積し、
回復が促されない状態が続いており、
来院日に家庭での歩行時に右股関節から足底までの痛みが発症。
痛みの部位と検査の結果、坐骨神経痛と判断し初回は骨盤矯正と足関節への
テーピングを行ったところ股関節、足関節共に安定が増し、症状の改善が見られたが、
日々の生活や仕事での負担の蓄積による悪化も考慮し継続来院を提案。
5回目の来院日に仕事の負担が大きく出たため、簡単なベッド昇降でも痛みを
感じるほど悪化しており、坐骨神経走行部である梨状筋の極度の緊張が見られたため、
股関節の調整と臀筋群のストレッチを行ったところ症状の改善が見られ、
本人的にもかなり楽になっていると実感があった。
現在はストレッチ指導をした上で、症状の再発を防ぐため週2回での施術継続中。
2021年03月29日
施術例2 大腿神経痛による痛みとしびれ
50代男性 / 会社員 / 江戸川区江戸川在住
・症状
右腰部から右大腿前面、内側の痛み・しびれ
・経過と施術内容 (東洋医学療法・スタンダードコース〈60分〉の施術)
2か月ほど前より急に右腰部から右大腿前面、内側に痛み・しびれが出現した。
立位の状態で長時間いるとしびれが増強してくる。
腰を反らすと大腿前面が突っ張って激痛が出現する。
また、歩行も3.4分くらい歩くと痛みが出現し歩行困難となる。
一時痛みは軽減したが一週間前に再度痛みが増強した。
※本人からの要望:ゴルフのスイングが最後までしっかり振り切れるようになりたい。
症状から大腿神経痛と判断し、背部~下肢までに鍼、灸を行った。
腰の張り及び内転筋の緊張が強く、骨盤の動きも悪かったため整体も行った。
1回目施術後、側屈時に内転筋に痛みは若干残るが全体的に可動域が改善し動きが良くなった。
10日後2回目の施術時では症状は1割ほどの軽減だった。
あまり症状の変化がみられないため週1回の施術ペースに変更し3、4回目の施術で症状が半減し、歩行も長時間出来るようになった。
7回目の施術で痛み、しびれが消失しゴルフも普通に出来るようになった。
現在、月1回のメンテナンスで継続施術中。
2021年03月29日
施術例1 腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛
30代女性 / 会社員 / 江戸川区船堀在住
・症状
右腰部から右下肢後面の痛み・しびれ
・経過と施術内容
1か月前にバレエ中に腰部を捻り痛みとしびれが出現した。座位⇔立位や動くたびに痛みやしびれが出現する。
また、重心を右側にかけると力が入らなくなる。
症状と検査結果から腰椎椎間板ヘルニアからくる坐骨神経痛と判断し、腰部及び臀部を中心に整体と骨盤矯正を行った。
坐骨の位置もあまりよくなかったので調整した。
1回目施術後、痛み・しびれが殆ど消失した。
その後バレエのレッスンを行って痛み。
しびれが戻ってきてしまった。
週1回の施術ペースで行い4回目の施術でバレエ後の痛み・しびれも出なくなった。
再発しないよう運動指導を行い、現在週1回定期的にメンテナンスで継続施術中。