【施術報告 足痛】施術例43 骨折を伴う足関節捻挫(左足関節裂離骨折)
2024年12月11日
【施術報告 足痛】施術例43 骨折を伴う足関節捻挫(左足関節裂離骨折)
20代男性 /大学生(バレーボール選手)/ 江東区在住
・症状
バレーボールの試合中、ジャンプした際に味方選手の足の上に着地してしまい左足首を捻挫した。直後から足を着くことが出来なくなった。
・経過と施術内容
初診
受傷約2時間後に来院。左足に荷重出来ない状態であった。受傷直後からアイシングをしており腫脹は軽度であった。圧痛は前脛腓間、内果下方、外果後方、腓骨後方にみられた。外観上、左足関節の変形が見られたためU字シーネ固定と松葉杖で応急処置をし、翌日レントゲン撮影することとなった。
第2診
提携の整形外科でのレントゲン撮影の結果、「脛骨遠位前脛腓靭帯付着部の裂離骨折」との診断であった。骨折部の安定が得られるまでは、U字シーネ固定と松葉杖歩行で安静を保ち、回復具合に合わせてリハビリを行うこととなった。2週後にレントゲン撮影で骨折部の状態を確認する予定となった。
第3~6診
治療のゴールがバレーボールへの復帰であるため、筋力低下を最小限に抑えるべく週2回の来院で足趾および膝関節および股関節などのリハビリを行った。日常生活では、シーネ固定し松葉杖を使用して頂いた。
第7~10診
2週経過後のレントゲン撮影の結果、骨折部の転位はなく骨癒合は良好であった。腫脹も消失していた。リハビリでは荷重なしの状態で左足関節の底背屈運動を追加した。距骨の回内を伴う背屈は骨の癒合を阻害する要因となるため、この段階では実施しないこととした。シーネと松葉杖の固定と免荷は継続。次回レントゲン撮影は2週間後。
第11~12診
3回目のレントゲン撮影の結果、骨折部の転位はなく骨癒合も良好。この段階から荷重訓練を開始した。自宅ではシーネ固定のみして、外出時には松葉杖を使用して頂くこととした。次回レントゲン撮影は3週間後。
第13~18診
第13診スクワット動作を痛みなく行うことができたため自宅ではシーネ固定を外すことを許可。第17診では松葉杖もなくし足関節サポーターのみの固定に変更し運動以外の日常生活を許可した。
第19~25診
4回目のレントゲン撮影。骨折部は完全に骨癒合することが確認できた。競技復帰に向けてのリハビリを開始した。部活動はアップのみから参加し、徐々に参加できるメニューに取り組むよう段階的に強度を高めることに努めた。来院時のリハビリは、背屈制限の改善に主眼と置いた。ゴムバンドを使用した足関節の強化訓練とともに距骨の後方滑り運動を進めていった。
第26~32診
受傷から約3ヵ月半でフルメニューに参加することができるようになった。足底や前脛部周辺の疲れ易さはあるものの足首の腫れなど大きな問題を起こすことなく経過は順調であった。
第33診
受傷から約4ヵ月で治癒となった。約半年間は、再発予防のためバレーボールをプレイする際はサポーターを着用するようにした。
・考察
本症例では、受傷直後に来院して下さったことや学校と休むことが出来たりと回復に適した条件が揃い後遺症を残すことなく治療することが可能であった。裂離骨折以外にも腓骨筋支帯損傷や内果部の骨挫傷なども合併していたと思われるが固定期間中にそれらの損傷もしっかりと修復されていたと推察される。前脛腓靭帯損傷は通常の足関節捻挫と異なり後遺症が残りやすい外傷であるが、スポーツ外傷では初期の対応が重要であるということが改めて実感できる症例であった。
・使用した主な技・ツボ
超音波治療、ストレッチ、リハビリ、シーネ固定
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