2025年11月4日
患者情報
40代女性/会社員/一之江在住
症状
手術後から右脚が麻痺してしまった。動かすことが出来ないだけでなく、触られている感覚や温感や冷感も感じられない。手術をした病院で検査を受けて異常はなく、医師からは、「手術中の固定具による一過性の麻痺である」と言われている。
経過を施術内容
初診時の所見
各関節のMMT(徒手筋力測定)を確認した。結果は以下の通りであった。
右股関節:屈曲5 伸展5
右膝関節:屈曲3 伸展3
右足関節:屈曲2 伸展1
右足趾:屈曲2 伸展1
特に「足関節の背屈」と「足趾の伸展」の麻痺が顕著であった。また、右膝から遠位は蒼白しており冷感が強い。足底は触覚も麻痺しており地面の凸凹が感知できない常状態であることが確認でした。さらに、足底の皮膚は荒れて捲れていることのも確認でした。検査の結果から推測するに、手術中に膝窩(総腓骨神経)と腓骨頭(浅腓骨神経)の2か所で緊縛が起こっていたのではないかと考えられた。病院での精密検査と初診の所見から、神経の切断や変性はなく、血流に異常はないため回復が見込めると判断し治療を行うこととした。
初診~第7診
右下肢の筋萎縮防止のためのEMS、温熱療法にて冷感温感の感覚改善、手技による触覚改善を実施した。第7診時のMMTは以下の通りであり順調な改善であった。
右膝関節 屈曲5 伸展5
右足関節 屈曲4 伸展3
右足趾 屈曲4 伸展3
しかし、足趾と足底は触覚が鈍く地面を捉えている感覚が乏しいということであった。
第8~10診
第7診後に職場復帰したが、バス乗車中は揺れなどに不安感を感じる状態あった。問題が発生したのが第10診の時で、外反母趾と内反小趾の部分が赤く腫れあがっていた。患部の感覚は乏しいため、患者様本人は痛みを感じていないため腫れにも気が付いていなかった。靴を幅広なものに変更して頂く予防することにした。
第11~20診
スポーツ活動は難しいものの日常生活は問題なく送れているため、患者様自身は順調な回復を喜ばれているが、施術者としては患者様の活動量が増えるにつれ注意が必要となった。足部の感覚はいまだ鈍い状態にあるため、何らかの怪我をしても患者様自身が気づかないリスクがあった。段差や傾斜のある地面での足関節捻挫などの外傷には特に注意を払った。
第21診
ジョギングが再開できるまで回復したため約3ヵ月で治癒となった。
考察
手術中の肢位に「砕石位」というものがあります。坐骨神経麻痺や腓骨神経麻痺が起こりやすいだけでなく、脈管系も圧迫され一過性の阻血症状が起こることもあるようです。本症例では浅腓骨神経支配の筋の麻痺が特に顕著であったことから、この砕石位をとっていた時間帯に麻痺が進行したものと考えられます。整骨院で取り扱う症例としてはかなり珍しい症状でしたが、患者様の治療に対する積極的な姿勢と自宅でのセルフケアが良い治療結果につながったと感じました。
使用した技
EMS(コアレ)、ハイボルテージ療法、超音波治療、リハビリ、温熱療法、冷罨法、手技、ストレッチ
●足の症状
ゴムハンマー整体®️足のスネ
船堀発祥のゴムハンマー整体®︎シンスプリントの緩和
船堀発祥のゴムハンマー整体®︎シンスプリント(前脛骨筋のケース)の緩和
丸山式ゴムハンマー整体®︎前脛骨筋腱の腱鞘炎
丸山式ゴムハンマー整体®︎足関節脱臼骨折治癒後のリハビリ
丸山式ゴムハンマー整体®︎足首の痛み
ゴムハンマー整体®︎ふくらはぎ
船堀発祥のゴムハンマー整体®︎足のむくみケア
●足裏の症状
丸山式ゴムハンマー整体®︎足裏のコリ
丸山式ゴムハンマー整体®︎足底筋膜炎
有痛性外脛骨の改善【船堀発祥ゴムハンマー整体®︎&ストレッチ】
●踵の痛み
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2025年08月21日
患者情報
50代女性/事務職/船堀在住
症状
約2ヶ月前から歩行中に右大腿部後面に痺れを感じるようになってきた。徐々に歩ける時間が短くなり最近では10分程で右脚が痺れてしまうようになってきた。右脚が痺れた時は前屈みになると痺れが落ち着く。
経過と施術内容
初診
右脚が痺れて休み休みでないと歩けない症状を「間欠性跛行」と言い、脊柱管狭窄症に見られる特有の症状です。約1年前に手術をしておりその際に腹部を切っており腹筋群の筋力低下が顕著であった。半年前に整形外科でレントゲン撮影した際には、体幹部全体の筋力が弱まっている影響もあり腰椎の前弯が減少していると指摘されていた。初回は手技で腰背部の柔軟性を改善し、食事中や就寝中以外ではコルセットを着用し生活して頂くことにし経過を観察することとした。
第2診
前回施術から30分程度であれば歩行を継続できるようになっていた。腰背部の手技は継続し、手術で低下した体幹部の筋力を強化する方向へ治療方針を変更することにした。体幹部の安定性を高めるには「腹横筋」を鍛える必要があるがコツを掴むまではEMSを使用することにした。
EMS(コアレ):腹横筋を鍛えることが出来ます。
第3~11診
週1回の施術で、腰背部の柔軟性を高める手技と体幹部の安定性を高めるEMSを実施した。自宅では「ドローイン」を行って頂いた。
第12診
腹横筋の筋力が安定してきたため、EMSでのトレーニングからプランク(30秒)へ変更した。このころには間欠性跛行は完全に消失していた。
第13診
3週間後に来院。症状の再発はなく施術は終了となったが、体幹トレーニングを継続し不良姿勢の改善には引き続き努めるようにして頂いた。
考察
脊柱管狭窄症の中には、体幹部の安定性を高めることで改善がみられるものもあります。また、日常生活での不良姿勢を避けて頂くだけでも症状の改善が見られます。普段の地道なトレーニングや生活習慣の改善が予防に繋がります。
使用した技
EMSコアレ(モンスター社)
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2024年10月11日
施術例17 腰椎が真っすぐ(変形性腰椎症)
40代男性 / 製造業 / 西瑞江在住
・症状
1ヶ月程前から右臀部から右ハムストリングスにかけて放散痛を感じるようになり、整形外科を受診したところ「変形性腰椎症」と診断された。薬を処方され一時的に症状は改善されたが、仕事中は立ちっぱなしで中腰の姿勢が長く症状がぶり返してしまう状態であった。

・経過と施術内容
初診
右臀部に痛み走るため、椅子に座ることができず、四つ這いの姿勢で予診票を記入している状態であった。腰背部の筋は硬く、骨盤は後傾が強く、腰椎に負担が掛かりやすいアライメントとなっていた。腰背部の筋に柔軟性改善と骨盤後傾改善を施術方針とした。特に日常生活では以下のことに気を付けて頂き、腰椎の前弯を可能な限り維持し腰の負担を減らすようにした。
・仕事中はコルセットを着用
・立ち仕事中は片足を台に乗せて作業をする
・就寝中は膝を軽く曲げた姿勢を維持するためタオル等を膝に挟む
第2~22診
仕事内容を考慮し、週2回の来院を提案。腰椎前弯を作るために背骨矯正を継続的に実施した。仕事の忙しさにより症状に波はあるものの確実に改善がみられた。
第23~37診
症状はかなり落ち着いたため、週1の来院に変更。患者様は椅子やベッドを購入し洋式の生活に変更し、畳での生活を見直したとのこと。
・考察
変形性腰椎症は、加齢により腰椎の変性が進み骨棘が形成され、その骨棘が神経に触れること臀部や下肢に痛みが現れる疾患である。肉体労働者や長距離ドライバーなど腰部に常に負担がかかる職業の方に起こりやすい。来院時の施術のみでなく、患者様自身で生活を改善して頂くことも症状改善のための重要なポイントとなってくるので、根気強く治療を継続していくこと大切である。
・使用した主な技
はればれパーソナルトレーニング指導、背骨矯正(DRT)、丸山式ゴムハンマー整体、マッサージガン、ハイボルテージ療法
2024年08月15日
施術例16 ゴルフを始めてから左臀部や左脚が痺れる(変形性腰椎症)
60代男性 / 会社員 / 北葛西在住
・症状
ゴルフを始めてから腰痛が気になるようになった。練習量が増えると左臀部や左腿の外側に放散痛や痺れが出る事がある。

・経過と施術内容
初診
腰部椎間板ヘルニアを疑い、徒手検査を実施した。SLRテストは陰性であったが、左足首の背屈力と左母趾の伸展力が、健側と比較すると低下していた。腰部椎間板ヘルニアかどうかは不明であるが、神経に何かが触れて放散痛を引き起こしてする可能性が高いので、整形外科での検査を提案。
第2~6診
レントゲンとMRIの結果、変形性腰椎症との診断であった。腰椎に多数の骨棘が出来ており、それが神経に触れて放散痛の原因となっていることがわかった。ゴルフは一時的に中止、胸腰椎の可動域を改善し、腰部にかかる負担を軽減するリハビリを開始した。自宅でもリハビリを実施して頂いた。
第7~12診
2ヶ月経過し、日常生活で放散痛や痺れは見られなくなり、週1回でゴルフを再開した。練習量が多い時は、症状がみられるが、長引くことはない。さらに、禁煙で腰椎の変形の進行を抑制することでゴルフを続けることが出来ている。
第13診~
趣味のゴルフを一日でも長く続けるため、当院でのケアを継続しつつ、禁煙で腰椎の変形の進行を抑制することでゴルフを続けることが出来ている。
・考察
この患者様は、デスクワークで長時間座っており、脊椎の弯曲がもともと弱い状態であった。弯曲が弱い状態でゴルフを始めたことで、腰椎への衝撃が吸収されず、骨棘を形成するに至り、さらに喫煙が腰椎の変形に拍車をかけ、放散痛や痺れが繋がったと推察される。今回のようなケースでは、患者様本人にも症状の原因を理解して頂き、生活習慣を改善していくことが重要であると感じた。
・使用した主な技
はればれパーソナルトレーニング指導、分子栄養学に基づく栄養アドバイス、丸山式ゴムハンマー整体、マッサージガン
2021年06月4日
施術例4 五十肩に対する矯正施術
50代女性 / 主婦 / 江東区東砂在住
・症状
左の五十肩、腰痛、左足の痺れ
・経過と施術内容
自宅で物を取ろうと腕を上げた際に左肩を負傷。
また以前から腰痛と足に痺れがあり、整形外科では椎間板ヘルニアがあると言われている。
初診時は全体的に手技で筋緊張を緩め、次回からは矯正を取り入れて、
施術を行なっていく旨を伝え様子を見た。
第2診では前回施術後少し痛みを感じたが、その後緩和されてきたとの事で、
好転反応の説明をして骨盤矯正を行った。
それからは痛みの度合いに応じて、骨盤矯正を取り入れながら施術を継続した。
第6診では肩の痛みは残存しているが、動かしやすくなってきているとの事であった。
第10診では腰の状態も良くなっていたので、週1のペースで行っていくことを提案した。
第18診で骨盤矯正を行ったところ第19診では力が抜け、
頭を抑えないと起き上がれないような状態となってしまっていたので、
第20診で背骨矯正を行ったところ改善が見られた為、背骨矯正を追加し施術を継続した。
第23診では患者様がジムでランニングマシンを行った際に、左足の痛みと痺れが出現した為、
背骨矯正から骨盤矯正に切り替え、クッションによる骨盤矯正も取り入れたところ、
足の症状は軽減した。
第24診からは再度背骨矯正を行い、第31診では肩・腰共に症状はだいぶ改善していた為、
第32診で施術を終了とした。
・考察
五十肩は発症してから、完治までの期間が長い。
今回のケースでは肩の矯正は行っておらず、手技や背骨矯正等で五十肩の施術を行なっている。
肩甲骨の動きを出すことも重要であるが、今回の場合は関節自体の動きを出すことと、
背骨の歪みを整えることで、肩甲骨の可動域を広げることが出来た。
結果として大きな痛みを伴う事なく、施術を終了する事が出来たのだと考える。
・使用した主な技・ツボ
RP(地五会、大椎-合谷、承山、委中、腰腿点、腎兪-失眠)、
背骨・骨盤矯正、オウギ、肩甲骨返し
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2021年03月29日
施術例13 冷飲食による腰痛
50代女性 / 清掃業 / 江戸川区北葛西在住
・症状
右腰部から大腿部にかけての座位と立位での痛みと痺れ
・経過と施術内容
もともと腰痛持ちであったが、最近宴会等で冷たいビールを多く飲んでから特に強くなったとのこと。
座った際に臀部が触れると痛みが増し、動き始めにも痛みが出てしまうとのことで痛みの部位や、 Kボンネットテスト(+)の所見から梨状筋症候群である可能性が考えられた。
梨状筋部を中心に 骨盤から大腿部までを緩めたところ、症状の改善が見られた。
しかし症状がだいぶ強かったのでストレッチ指導と あまり冷飲食を摂らないように提案。
・考察
身体は飲食や気候により大きく影響を受ける。
特に湿度の高い時は関節痛が出たり、寒気が強い時には筋肉が強張り痛めやすい。
また冷飲食等でも体内が冷やされ、腰痛の原因となる事も多い。
運動や疲労以外でも身体に与える影響があるので、それらの情報提供もしていきたい。
・使用した主な技
股関節調整、RP、アクチベーター
2021年03月29日
施術例5 神経が過敏になっている坐骨神経痛
40代女性 / 派遣 / 松江在住
・症状
左臀部から大腿部外側、前面にかけての痛みと痺れ
・経過と施術内容
以前から首肩周辺の症状で治療を継続していたが、ある日左の臀部から大腿部にかけての痛みと、
痺れを訴える坐骨神経痛様の症状で来院された。
神経走行を考え腰部から大腿部までを手技で緩めたが、神経が過敏になっており筋緊張が強く、
圧を加えると痛みが出てくる状態であった。
そのため骨盤矯正等の関節へのアプローチを加え、
筋緊張緩和を狙ったところ症状の軽減が見られた。
2診目には多少手技での圧も加えられるくらいに改善していたが、症状はやや残存しているので、
矯正をメインに継続加療中。
・考察
過度な筋緊張により神経が圧迫されると痛みや痺れの症状以外にも、
神経の異常な興奮により、軽く押されるだけで痛みが強くなる状態になる事がある。
その様な時に無理に押してしまうと症状が悪化する可能性があるが、
関節をターゲットにした矯正を加える事で、筋緊張が緩和し症状の軽減が見られる。
神経の症状に対するアプローチは、様々な方法があるので状態をよく精査し選択していきたい。
・使用した主な技・ツボ
RP、骨盤矯正、股関節抜き
2050