【施術報告 足痛】施術例41 外くるぶしの後ろが腫れる(腓骨筋炎)

2024年11月14日

【施術報告 足痛】施術例41 外くるぶしの後ろが腫れる(腓骨筋炎)

30代女性 /会社員/南葛西在住
・症状

 3ヵ月程前に左足首を捻挫した。整形外科を受診し固定や松葉杖等の処置をして1ヵ月程で完治した。しかし、長時間歩いた後に左足首の後ろが腫れるようになり当院を受診した。

・経過と施術内容

初診~第5診

 左足首の腫れはなく、左足首と比較すると関節の緩さが見られた。整形外科ではリハビリ等の訓練を行っていなかったとのことなので足首の安定性を高めるトレーニングを実施していくことになった。

第6診 

 第5診までは腫れることはなく順調であったが、休日にジョギングをした後に右足首が腫れたと報告があり来院。腫れは右外くるぶしの後ろに確認できた。ジョギング中はふくらはぎの外側が強く張っていたということであった。腓骨筋の走行に沿って腫脹や筋緊張が確認できたため、「腓骨筋炎」と発症していると判断した。ジョギングなどのスポーツをする際はサポーターを着用するように説明した。

第7~11診

 足首のトレーニングの他に超音波治療を加え腓骨筋に柔軟性を高める施術も取り入れた。

第12~18診

 腓骨筋に対する超音波治療に加え足首のバランス感覚を強化するトレーニングを実施した。

第19~21診

 サポーターなしでジョギングを行っても腫れることはなくなり治癒となった。

・考察

 受傷時の状態を見てはいないので何とも言えないが、捻挫直後は歩行が出来ずタクシーで整形外科に向かったことや骨の損傷の可能性も懸念されていたことから想像するに重度の捻挫であったと推察される。重度の捻挫で1週間の固定では不十分であり、その後のリハビリも行っていないため、十分な修復が出来ずに整形外科での治療が終了してしまったと思われる。足首の捻挫の場合、損傷度合いに適した固定をしっかり行い、回復度合いに応じたリハビリを行っていくことが後遺症を残さないため必要である実感させられた症例であった。

・使用した主な技・ツボ

超音波治療、パーソナルトレーニング

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