【施術報告 肩痛】施術例6 環境の変化によって誘発した右肩関節痛

2021年03月22日

施術例6 環境の変化によって誘発した右肩関節痛

30代女性 / 事務 / 江戸川区東小松川在住
・来院
2020年3月
・症状
右肩から肩甲骨にかけての鈍痛・動作制限、痛みによる寝不足
・経過と施術内容
来院2日前に自宅にて重たいものを持った際に負傷。
それから我慢していたが痛みで夜に何度も起きてしまい、
寝不足気味になり仕事に支障が出るので当院に来院された。
状態を確認すると右肩関節前面から、肩甲骨にかけて鈍痛と動作制限が出現していた。
話を伺うと一年半前に地方から引っ越しをされた為、気候や職種もガラリと変わったとの事で、
以前にはそういった症状は無かったようである。
初診時は肩甲骨の調整、頸椎から胸椎にかけ手技による調整を中心に施術を行ったところ、
症状の軽減が見られたので様子を見ることにした。
第2診時には痛みは消失していたが、頸部の動作制限は残存していた為、
筋緊張を緩めてから運動療法を行った。
状態は良好であったので、メンテナンスとして一月以内に再来院してもらうようにした。
第3診は約一ヶ月後となったが、特に問題は無かった為施術を終了とした。
・考察
環境の変化は身体に大きな影響を及ぼす。
大きなところで言えば国や地域によって、湿度や温度・風土に大きな違いがある。
日本は湿度が高く、東洋医学では湿邪と言って重だるさやむくみと関わりがあり、
実際に湿度が高くなると不快指数も上がり、だるさを感じやすくなる。
また職種の変化により身体の使い方も変われば、人間関係の変化も大きなストレスとなる。
身体の不調の根本にある原因が何かを考えて行くことも、
治療には重要なのでそちらのケアも考えていきたい。
・使用した主な技、ツボ
肩甲骨調整、MET、モビリゼーション
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