[船堀で前十字靭帯損傷でお悩みの方へ]
2022年10月26日
選手生命を左右する前十字靭帯損傷とは?
スポーツ選手に多い怪我です。治療のゴールが「競技への復帰」という点や「オペ適用」という点で他の外傷とは一味違う印象を持つ方も多いと思います。今回はそんな前十字靭帯損傷を説明していきます。
前十字靭帯=ACL
ACLの構造と役割は?
ACLは脛骨と大腿骨を繋ぐ関節内の靭帯で、脛骨関節面内側から始まり大腿骨関節面外側に付着します。脛骨の前方移動を制動する役割があります。関節内のあるため血管が走行しておらず、損傷した場合は保存的治療では修復しません。つまり、再建手術が必要になり
ます。
受傷の原因は?
サッカー、バスケットボール、ラグビーなど急な方向転換や選手同士のコンタクトが多いスポーツで発生し易いです。非接触型の受傷が多く、接触型の受傷は少ないです。受傷時に断裂音があり、膝崩れ感を訴えます。複合損傷で内側半月板と内側側副靭帯を損傷している場合もあります。
ACL損傷が思春期女子に多いのはなぜ?
思春期の女子に受傷者が多いのは、ホルモンの影響が考えられます。ホルモンの影響で関節が柔らかくなることに加え、スポーツ活動が活発な時期であるからだと思われます。さらに、下肢の骨格がX脚でありACL損傷時の膝部外反・下腿外旋の肢位に近いことも起因しています。
検査法は?
徒手検査では前方引き出しテスト、ラックマンテスト、ピボットシフトテストなどが有名です。受傷直後は膝関節が腫れていることが多いので、膝を軽く曲げた状態で実施できるラックマンテストが最も愛護的な徒手検査です。最終的にはMRIで診断が確定します。
一般的な治療法と復帰は?
手術による靭帯再建が行われます。術前と述後にリハビリが行われます。術前は膝関節の固定はせずに可動域訓練を実施します。術後は非荷重トレーニングから開始し、半荷重トレーニング、荷重トレーニングと段階的に負荷をかけます。膝関節のバランス感覚の再教育と全身運動との協調性を回復させ、徐々に競技特有の動作を再現したトレーニングを行うことが重要です。完全復帰には約1年を要します。早すぎる復帰はACLの再受傷のリスクが高く慎重な判断が必要です。
ACLと筋肉の関係
大腿四頭筋とハムストリングスがACLに与える影響を考えてみましょう。大腿四頭筋は脛骨前面に停止するので、脛骨を前方へ引き出します。一方、ハムストリングスは脛骨を後方に誘導します。つまり、大腿四頭筋のタイトネスはACLの負荷を増大させ、ハムストリングスのタイトネスはACLの負荷を軽減することになります。大腿四頭筋とハムストリングスの筋力バランスが大切です。
まとめ
競技復帰を目指すのであれば手術が必要なのは当然ですが、日常生活レベルであっても手術を検討する価値はあると思います。というのは加齢や体重増加とともに将来的には変形性膝関節症に移行するリスクが高いからです。スポーツ選手でなくとも将来的な影響を考慮した上で後悔のない治療を選択しましょう。
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当院では重症の断裂や症状の場合は医療機関と連携をとり、よりよい選択まで導きます。
痛みを取り除くには鍼治療や電気療法に加え、整体で身体のバランスを整えることができます。大会や試合などで時間までタイトな場合は特別な施術、神経整体などで対応可能です。もちろんギリギリではなく余裕があった方が万全な状態となれます。激烈な方は院長料がかかりますが院長が対応することも可能です。お気軽にご相談ください。
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