【施術報告 肘外側の痛み】施術例5 野球で練習や試合が続き出てしまった肘の痛み(野球肘)
2024年03月13日
【施術報告 肘外側の痛み】施術例5 野球で練習や試合が続き出てしまった肘の痛み(野球肘)
10代男性 / 学生 / 船堀在住
・症状
投球時、リリース時に右肘内側に痛み、フォロースルー時に肘後面に痛みがあり最大屈曲位と最大伸展位(過伸展)で右肘内側に痛み、外反ストレステスト陽性、内側側副靭帯に圧痛がある。
・経過と施術内容
野球の試合と練習が続き投球動作、リリース時に肘内側、フォロースルー時に肘後面に痛みが出たため来院。初検時もともと肘が過伸展し猿腕を呈していた。外反ストレステストを行い陽性。内側側副靭帯に圧痛も見られたため野球肘と判断し治療を開始した。前腕や上腕の筋肉を整体やPNF療法を行いしっかりと緩め肩関節の動き出しを行い初回の治療を終了とした。1週間後に試合があり熱心なため休まず毎日のように練習をしていたがボールを投げることのみ1週間制限した。毎日治療を行い痛みは軽減したがボールを使っての動作には怖さがあるためテーピングを行い試合に参加してもらった。試合後、屈曲の痛みはなくなっていたが伸展位には痛みがまだ残るとのことだった。シャドーピッチングをしてもらい投球動作の気になる点を指導し、さらに1週間投球制限と治療を続けたところボールを使っても痛みが出なくなったため治癒とした。
・考察
学生スポーツでは投球動作などスポーツでの動き方の指導はどこまで行うかが難しく、所属のチームやコーチのスタイルがあるため治療家が「こうしなさい」と伝えるのはやめるべきだと考える。負担のかかりにくい動作を伝え自分に合った動作を獲得していってもらうまでのサポートをしていくべきだと考える。
・使用した主な技、ツボ
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